“小さい”は可愛い! ミニチュアチャームの針仕事〜アトリエ・モンマヌカン便り〜 第3回(全4回) 神戸・三宮にアトリエを構える手芸家の加藤友香さん。指先にのるほどの小さく可愛らしいミニチュアチャームの心躍る世界にご案内します。
前回の記事はこちら>> 洗練された遊び心を添えて。
クリスマス迎えのギフトチャーム
贈る相手のイニシャルをビーズ刺繡したチャームを、ギフトボックスに添えてプレゼント。特別な気持ちが伝わるアイディア。インテリアスタイリストの横瀬多美保さんは、加藤友香さんと旧知の仲。今回はクリスマスのおもてなしのために、特別な作品の制作を依頼しました。
「友香さんの作品は大好きで、キーリングやブローチなどを愛用しています。今回はクリスマスシーズンなので、いつもよりも、少しキラキラ感を増した仕上がりにとお願いしました」と横瀬さん。
リボンに添えたギフトチャームは、贈る相手のイニシャルを刺繡して。単なるラッピングの飾りで終わるのではなく、後々バッグにつければネームタグとしても楽しめます。
(左)2〜3センチの小さなチャームをリングにつけたグラスマーカー。いずれもクリスマス時期に登場するアイテムがモチーフ。パーティの後は、プチギフトとしてお持ち帰りいただく。(右)下写真のティーコゼー・チャームを取り外して、ナプキンリングにアレンジ。またパーティ中に便利なのがグラスマーカーです。モチーフも色合いも異なるので、間違える心配はありません。そのままプチギフトとしてお持ち帰りいただくのも一興です。
2〜3センチのチャームをリボンの両端につけたティーコゼー・チャーム。シルバーのティーポットとクリーマーは、横瀬さん所有のものを友香さんが図案化して形にしたもの。ポットのハンドルは竹ビーズを2個を使って表現している。ティーコゼーにつけたチャームのデザインは、横瀬さんが資料として送ったポットの写真がヒントに。二人の発想の相乗効果で、遊び心が広がる新しいおもてなし&ギフトアイテムが生まれました。
●横瀬多美保さんの記事一覧はこちら>> 〔特集〕“小さい”は可愛い! ミニチュアチャームの針仕事〜アトリエ・モンマヌカン便り〜(全4回)
撮影/鍋島徳恭 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/安藤菜穂子 協力/奥野令映子
『家庭画報』2020年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。