ゆったり、あったか長風呂のすすめ 「感動のバスルーム拝見」第8回(全9回) おうち時間が長くなっている今、家の中で、どう楽しく心豊かに過ごすかは、日々の暮らしの大きなテーマとなっています。温水浴を習慣とする日本人にとってお風呂は単に衛生のためだけでなく、心身を癒やすくつろぎのためのもの。ストレスを取り除き、明日への英気を養ってくれる─ ちょっと贅沢で優雅なバスタイムを考えます。
前回の記事はこちら>> ついつい長風呂になってしまう極楽バスルーム情報(2)
世界的デザイナー、P・スタルクは「バスルームは濡れたリビングだ」といったそうです。自宅のお風呂を、単に体を清潔に保つ場所ではなく、リラックスできる豊かな空間、家族とコミュニケーションを深める場、さらに健康維持や美容の場へと高めるための最新設備を紹介します。
(1)バスタブの最新情報はこちら>>サウナ
女性の間でも人気上昇中のサウナ。特にロウリュなど低温の湿式サウナは要注目。スパに行かなくても自宅で楽しめる設備が揃っています。
スタイリッシュで開放的なドライサウナルーム
ティーロヒーロ[インプレッション]
「ティーロヒーロ」のサウナがあるF邸(F邸の記事はこちら>>)。スウェーデンの家庭用サウナメーカー「ティーロヒーロ(TYLOHELO)」社の製品。壁に耐熱ガラスを用い、サウナ室でありながらオープンな空間を実現。コーナー設置が基本で、写真上のような四角いタイプも。スチームサウナにも同じシリーズがある。写真左は「i1915/c」。189.5×149.5×210センチ 336万円 オストコーポレーション TEL:045(475)0800
本格ロウリュをコンパクトな空間で楽しめる
メトス[クリマ]
サウナストーンに直接水をかけ、ロウリュの醍醐味が味わえる家庭用サウナ。専用のヒーターは熱の対流を促すよう工夫。1人用から4~5人用まであり、サイズによってベンチのレイアウトはL型にもできる。写真は1人用。118×89×198.5センチ 135万円 メトス TEL:03(3542)0573
本場のサウナ小屋を再現。シャワーも使えるのが魅力
メトス[サウナモッキ]
本場フィンランドのサウナ小屋を再現。熱源は薪ストーブで、炎も楽しめる。新鮮な空気が取り込みやすい換気口に加え、シャワーの取り入れ口と排水口も装備。水道とつなげば室内でシャワーを浴びることも可能。190×215×285.5センチ(煙突を含む) 250万円 メトス TEL:03(3542)0573
〔特集〕ゆったり、あったか長風呂のすすめ「感動のバスルーム拝見」(全9回)
※サイズは幅×奥行き×高さ、価格はすべて税別・工事費別です。
取材・文/大山直美 スタイリング協力/山田喜美子
『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。