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2種の花材だけでこんなに豊かな表情に。風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ

2021.06.23

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北海道「十勝千年の森」ファームガーデンだより 麗しき花摘み庭(カッティングガーデン)の喜び 第5回(全7回) 十勝千年の森には「カッティングガーデン」という、摘んで飾るために草花を育てる花壇があります。ヘッドガーデナーの新谷みどりさんが繰り出す植栽プランは「ラスティックビューティー」そのもの。いくつもの喜びに出会える花摘み庭の魅力をご紹介します。前回の記事はこちら>>

数種類でもこんなに美しい花束に。花摘み庭のおすすめプラン


新谷みどりさんに、実際に摘んだばかりの花を使ってブーケの制作をお願いし、植物についてのコメントもお寄せいただきました。

庭の広さに余裕があれば、基本的にはどの花材も混植は可能だそうです。

うまく束ねるには、花の茎を斜めに交差させ、回転させながら組むスパイラル技法を取り入れるのがコツです。

風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ


風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ

2種だけでこんなに豊かな表情に。繊細な色のスカビオサは組み合わせが難しく、ここ数年合うものを探して試行錯誤中ですと新谷さん。

使用した花材


風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ
a.スカビオサ・アトロプルプレア‘ファタ モルガナ’(Scabiosa atropurpurea)

切り花用のスカビオサはすべて一年草タイプを育てている。多様な色の花を育ててお気に入りを見つけてみては?

b.ペニセツム・ヴィロスム (フェザートップグラス、Pennisetumvillosum)

ここでは一年草扱いのグラス。アレンジメントに必須の美しい穂を持つ。

新谷みどりさん

新谷みどりさん
南九州大学園芸学部造園学科卒業。2002年、公開型庭園のガーデナーを目指してスウェーデンに渡り、ミレスゴーデン、ローゼンダール・トレーゴードで学ぶ。帰国後、造園会社や園芸会社で経験を積み、2008年、十勝千年の森のヘッドガーデナーに就く。





〔特集〕北海道「十勝千年の森」ファームガーデンだより 麗しき花摘み庭(カッティングガーデン)の喜び



01 「花摘み庭づくり」成功のポイント

02 暮らしと庭をつなぐ「カッティングガーデン」の魅力

03 深い赤が輝くパッション溢れるブーケ

04 青の階調が豊かな瑠璃色ブーケ

05 風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ





この特集の掲載号
『家庭画報』2021年7月号



『家庭画報』2021年7月号


監修=新谷みどり 撮影=大泉省吾 取材・文=大山直美 協力=十勝千年の森 ※この特集で紹介した栽培例は、北海道・十勝地方で実施されたものです。地域や気候により、適する植物や植え付け時期などは異なります。
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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