高さが3メートル以上あるクリスマスツリーは、本物のモミの木と見紛うような作り。刺繡が施されたハンドメイドのものや鳥かご型など、飾られているオーナメントの数は100を超える。壁面の大きな鏡に映り込む様子も美しい。クリスマスの準備はリース作りから始まる
心を潤してくれる“好きなもの”に囲まれ、日々の暮らしを愛しむ気持ちに満ちたルボンボン優子さんの家は、クリスマスシーズンが近づくにつれ、あたたかみ溢れるデコレーションで彩られます。
「季節に沿ってしつらいを替えていますが、クリスマスに向けた10月の終わりから12月にかけてが、一年の中でもいちばん楽しいとき。自分も一年頑張ったし、年の最後はお家をきれいに飾ってあげたいという気持ちもあって」と、優子さんは話します。
ルボンボン優子さんヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを中心としたセレクトブランド「ルボンボン」のオーナー。海外生活で磨かれた感性や、東西の美が融合する独自の世界観にファンが多い。日々の暮らしを発信するインスタグラムも人気。クリスマス支度は秋が深まる頃、リース作りから始まります。愛犬のフレディと一緒に向かうのは近くの公園。四季の移ろいを感じながら、材料の一部となる松ぼっくりや木の実を集めます。
手作りリースは、アーティフィシャルフラワーや金属製リースを土台に利用することで、難しいテクニックなしでできるのがポイント。好みの飾りをつけて、少しずつ仕上げていくのも心浮き立つひとときなのだそう。
部屋の所々に飾られたリースとともにクリスマスムードをぐっと高めているのが、見上げるほどに大きなツリーです。20年以上かけて集めてきたというオーナメントの煌めきが、家族でくつろぐリビングに、この時期らしい華やぎを奏でます。
多彩な素材のリース作りの材料を、シルバーのトレーに並べて。お互い用意し合ういくつものプレゼントは、ツリーの足元に。25日の朝、家族全員で開けるのがお約束。