【各界の先生に聞きました】「風の時代」の今、運気をアップする生き方とは? 第4回(全6回) 思いもよらない世界的な事変の中で聞こえてくる「風の時代」というキーワード。一体どんな時代なのか、どう過ごせばよいのか、各界の先生に、2021年下半期から2022年初めまでの開運への指標を伺いました。
前回の記事はこちら>> 変化をポジティブなチャンスと捉え、自ら動いて開運をつかむ
検見川神社神職 水谷智賢さん検見川神社教学部長。寒川神社に40年間奉職したのち、2020年5月より検見川神社へ。八方除のご神徳を学び、風水・四柱推命・気学・易学・占星術・気功・瞑想などの研鑽を積んだ、気を扱える数少ない神職として知られている。天体、風水、干支などのすべてが示す“変化”を味方に
占術では天体の動きは大きな意味を持ちます。2020年末に、木星と土星が重なり合い、西洋占星術の「風の時代」による240年ぶりの“グレート・コンジャンクション”が訪れました。物の価値が高く、権力などに重きがおかれた時代から、ニューノーマルへ。
具体的には、個人所有から共有への変化、性別や国境を越えたボーダーレス化、テレワークなど仕事業態の変化、貯蓄より有意義な出費を志向するお金に対する価値観の変化、肩書きに縛られない意識の変化。こうした時代を迎えた今、従来の常識に縛られることなく、どんな変化も肯定し自分らしい生き方を楽しむことが相応しいでしょう。
風水には、20年ごとに変わる気の流れをベースに180年を一つの周期とする「三元九運論」という理論があります。
2021年は、八白土星が担う変化と改革の「第八運」(2004年~2024年)の終盤であり、2024年からの「第九運」へ向かっていく時期。この時期に大切なのは、固定観念などのバイアスを外し、先を見通す俯瞰力を磨くこと。変化を受け入れチャンスと捉えることで開運につながります。
干支でいうと「辛丑(かのとうし)」、九星では「六白金星」、干支を陰陽五行説や中国古代の音韻理論から30種類に分類した「納音(なっちん)」では「壁上土(へきじょうど)」となる2021年。
さまざまな見地から変化への気運のある年であることを踏まえて、自身の感性から生じる直観を大切にしながら、新しいものをポジティブに受け入れることで運を開いていきましょう。
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取材・文/鈴木糸子 写真/PIXTA
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。