山口知宏の社会運勢学 十干・十二支・九星で、宇宙に満ちている生命エネルギーである「気」の流れを見る社会運勢学。人間関係の重要性が問われる「風の時代」に、宇宙を味方につけて運気を上げる道標となります。
九星気学総括「九星気学が明かす2021年下半期の運勢」はこちら 七赤金星(しちせききんせい)
偉大な力の後押しを受け、自分の役割を果たす
周囲との摩擦を避け、与える一年だと意識する
七赤金星の2021年下半期のテーマは、周囲に与える一年であると再確認することです。
今の七赤金星にとって最も大切なことは、実力者に引き上げてもらって輝くこと。その結果として、自らも実力者となってきているのではないでしょうか。
これは、今まで目先の出来事に追われて対応してきた生活から、精神的な余裕が出てきた証し。その余裕があってこそ、不思議と大物や実力者のバックアップを集めるようになってきているのです。
一方、下半期にきていろいろと問題点が見えてきた人も多いでしょう。周囲にある問題の膿を出しきらないと、今ある問題に拍車をかけることになり、憂いの種を残すことにつながるかもしれません。
特に人間関係は慎重に判断したいところです。以前からよくないと思いつつ続けてきている関係や物事は今年中に解決しておくといいでしょう。
ただし、力任せに押し切れば周囲に敵をつくる恐れがあります。気をつけたいのは、苦渋の選択に孤立感が伴えば、周囲からの意見が自分に対する非難のように聞こえてしまうかもしれないこと。
精神的にも物理的にも事態を悪化させないためにも、この時期はなるべく公明正大に物事を進めなければなりません。
そのためには、まずは近しい人に自分の方向性を語って共有し、理解を得ることです。
そうやって本来あるべき姿に戻すことによって、あなたを心配し気にかけていた周囲のかたがたも喜ぶでしょう。
これまでも静かに見守ってくれてはいましたが、晴れてその問題がなくなり、清々しい気持ちになれます。
改革は、自分のためのみならず。周囲の人に恩恵をもたらすために必要なのです。どんな問題が起こっても自分には味方がいることを覚えておきましょう。
そして、肝心なのは職場や近しい友人、日頃お世話になっている人などを喜びと感謝の気持ちで満たすこと。
そのときに、見えないところで自分を支えてくれている人の存在を忘れてはいけません。自分の周囲を隅々まで見渡せば、見落としていた人に気づくはず。その人たちを引き上げて、まんべんなく感謝と愛を届けてください。
来年は周囲に喜びをもたらし、自らも幸せになっていく年なのだから、今からその準備を始めましょう。
【2021年下半期開運の鍵】
●開運のキーパーソン今年の味方は、
二黒土星、五黄土星、八白土星、一白水星七赤金星も、今年七赤金星がいる位置に本来あるべき六白金星も「金」。この場合は、左右の星が味方に。今年は「水」の一白水星と「土」の二黒土星、五黄土星、八白土星が味方です。
●開運行動・人間関係の問題を改革する
・自制心を持つ
・周囲に感謝を伝える
味方の一白を表す悩みの解決、二黒の寡黙さ、五黄の愛情、八白の改革を象徴する行動が吉。
●開運フード・納豆巻き
・かきフライ
・いかの天ぷら
・ドーナツ
納豆は五黄、かきは八白、いかは一白、小麦粉は二黒。それに六白を表す巻き物やころもが吉。
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学理事。ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。気学や易に社会情勢、個人の運勢を取り入れた独自の視点による講演で人気を集めている。
監修/山口知宏 写真/PIXTA 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2021年7月号 別冊付録「2021年下半期 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。