【各界の先生に伺いました】東洋・西洋の占術、風水などから見た2022年とは? 第4回(全5回) 世界が新たなステージへと切り替わった2021年から、さらに一歩前進するとされる2022年。各界でご活躍の5名の先生がたから、一年の運勢の流れと開運方法を教えていただきました。
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検見川神社神職 水谷智賢さん検見川神社神職。神奈川県にある寒川神社に40年奉職。その後、八方除けのさらなる究明を目指し、令和2年5月より千葉県にある検見川神社へ。台湾の風水、易学、四柱推命、気学、占星術なども独自に研究する、気を扱える数少ない神職。自然と共生して感性をクリアに保つことが大切
歴史は繰り返すというとおり、過去の事例から学べることがあります。干支で見ると、2022年は60年に一度の「壬寅」。前回は1962(昭和37)年でした。この年は、北海道の広尾沖地震、宮城県北部地震をはじめ、昭和37年梅雨前線豪雨など全国で地震や台風豪雨が起き、長野県焼岳の噴火もありました。最近は、大きな問題になっている温暖化も進んでいるため、準備を怠らずにおくことが肝心です。
さらに、二十八宿(にじゅうはっしゅく)という天の理(ことわり)は「参宿(しんしゅく)」。干支と組み合わせると420年に一度の年で、前回は1602(慶長7)年。この年も大風雨が続きましたが、江戸幕府成立前夜で明るい兆しが見えた年です。豊臣家から、その後260年以上も安泰な世が続く徳川新時代への幕開けを感じさせた一年。苦しい時代を抜けた先に大きな希望が輝いていたような時代でした。
暖かい春がくる前にはつらく厳しい冬があります。冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しいものです。その春の前兆として起こることを必要以上に恐れる必要はありません。
運気を上げるための行動を取ることだけではなく、いざというときの心構えや、不幸を避ける備えをしておくこともまた開運につながります。
そのためには、ハザードマップで危険な地域を前もって把握しておくこと。神社などのパワースポットで自然と心を通わせ、本来持っている人間らしい感性を取り戻し、不測の事態が起こったときに、自分自身で判断できる力を養っておくのがよいでしょう。
〔特集〕東洋・西洋の占術、風水などから見た2022年とは?
取材・文/小倉理加
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。