【各界の先生に伺いました】東洋・西洋の占術、風水などから見た2022年とは? 最終回(全5回) 世界が新たなステージへと切り替わった2021年から、さらに一歩前進するとされる2022年。各界でご活躍の5名の先生がたから、一年の運勢の流れと開運方法を教えていただきました。
前回の記事はこちら>> 安定した穏やかな年だからこそ未来のビジョンづくりを
風水師 御堂龍児さん風水師。大学在学中から東洋の哲学、文化に惹かれ、中国や台湾で中医学、風水を学ぶ。道教の仙人清風道骨老師に師事し帰国後、道場「清静堂」を開く。尋龍点穴(じんりゅうてんけつ)法による個人や企業の風水鑑定、講演活動などを実施。原点回帰が変革の波にうまく乗る秘訣
2022年は、これまでの鬱々とした気分から抜け出し、相対的に明るく希望が見える年になるでしょう。経済や雇用も年初早々、活性化するため、人々のモチベーションが上がり、動きだしたくなると思います。ただし、そうしたムードに甘んじて気を緩めてしまってはいけません。なぜなら、2022年の活性や安定は、これまでの反動として現れるもので、本格的なものとはいえないためです。
2022年の干支は「壬寅」。壬は風水が基本とする五行でいうと「水」の気で静寂を、寅は「木」の気で成長を象徴します。また、寅には「変化」という意味もあります。
虎が獲物を捕まえるために静かにチャンスをうかがうように、2022年の穏やかさは、いわば一時の静けさ。大きな天災などは起きないと思われますが、落ち着いた年だからこそ、じっくりと未来のビジョンを定め、実現するための実力を備えていただきたいのです。
ぜひ、8月くらいまでに、この先5年サイクルの目標を定めてください。なお、その際に大切なのは、個人的なビジョンを思い描くだけでなく、私たちが暮らす日本という国に意識を合わせ、古くから日本人が備えていた秩序や美意識を今一度、見直してみることです。
すでに時代は宇宙的規模の変革期に入っています。変革の波にうまく乗るには、私たちが暮らすこの国本来のテンポに合わせることが重要です。そのためには、青紫色のものを身のまわりに置いて、色の波動を味方につけるのもおすすめです。
〔特集〕東洋・西洋の占術、風水などから見た2022年とは?
取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。