日本の絶景神社巡り 第15回(全19回) 心の平安と開運を祈願して、『古事記』ゆかりの神様に会いに行く、わが家に神様をお迎えする、という2つのアプローチで日本の神様と真摯に向き合います。
前回の記事はこちら>> 神様への祈りをかたちに。正月飾りを作る
厳粛な気持ちで歳神様をお迎えしたいお正月。そのためのしつらいを今年は手作りしてみませんか。現代的にアレンジした新しい正月しつらいをご提案します。
「餅花飾り」「五穀飾り」「御神酒口」の作り方はこちら>>穢れを祓い清める「折形」
室町時代の武家社会において、和紙や半紙に包んで贈り物をするという礼節として誕生した折形(おりがた)。お祝いやお礼などの場面ごと、地域ごとにさまざまな折形があり、新年には松や梅などの植物をはじめ、御神酒、祝い箸、お年玉などを包む用途に使われてきました。
ここでご紹介するのは、長崎県五島市の地島家に伝わる意匠。折形本来の意味である「穢れを祓い、清め、捧げる」という心ばえで、新しい年を始めましょう。(制作/地島幸生)
撮影/本誌・坂本正行 スタイリスト/横瀬多美保 取材・文/冨部志保子 ●特集内の表記、ふりがなは各神社、著者の指定に準じます。
『家庭画報』2023年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。