簡単大人ラッピング(2)
センスのいいリボンの選び方&基本の結び方
包装紙を選び、リボンを選び、いざラッピングしてみたら、あら? なんだかあまりお洒落じゃない…。そんな経験はありませんか。 センスのいいラッピングには、包装紙とリボンの選び方にどんなコツがあるのでしょうか。
教えてくれた人/阿部美恵さんスチール撮影で美術や小道具のスタイリングを手がけるプロップスタイリスト。コンセプトに沿ったお洒落な空間作りや抽象的なイメージまで得意分野は幅広く、カメラマンからの信頼も厚い。『家庭画報』をはじめとする雑誌や広告で活躍。
見過ごしがちなこと。
リボンは「幅」で印象が変わります
「リボンを選ぶとき、色にばかり気がまわりがちですが、実はリボンの幅(太さ)も、とても大切です」と阿部さん。
阿部さんが用意してくれた3つの同じ大きさの箱に、異なる幅のリボンをかけていただきました。
1. 太めのリボン
さっとひと結びして、リボンが主役のラッピングぷっくり大きな結びが可愛らしい印象です。リボンが目立つので、質感が良いものを選びたいですね。
2.太すぎず、細すぎないリボン
ベーシックな十字結びでアレンジできる十字の位置や、結びの大きさ、垂れの長さで、可愛らしい印象にも、シックな印象にもなり、応用が効きます。
3.細めのリボン
斜めにかけるなどラッピングのアクセントに最適細いリボンは、それ自体が主役というよりも、アクセントを作る役割。包装紙だけではぼんやりとした印象になりそうなときに、印象を引き締めます。
「十字結び」の結び方
不器用な編集者が、リボンの「十字結び」に挑戦しました。
阿部さんのレクチャーを受けてわかった、きれいに仕上げるためのポイントは下に挙げた4つです。動画とともにご覧ください。
きれいに仕上げるポイント
1. リボンを十字に交差させる際は、短いほうを上に、長いほうを下にする。
2. 十字を結ぶときは、短いほうを斜め上にひと巻きし、きゅっと締める。
3. 蝶結びの際は、真ん中を指で押さえながら行なう。
4. リボンの両端は、蝶結びの輪と同じか、少し長いくらいで「縦」にカットする
1と2を押さえておくと、長いほうの先がロール状態でも結べて、リボンを無駄にしません。
また、リボンの端は、縦にカットすると一気にお洒落感が増しますからぜひお試しを!
撮影/大見謝星斗 リボン提供/MOKUBA 次回は、「柄の包装紙とリボンのお洒落な組み合わせ方」では、包装紙に合わせたリボンの色や幅の選び方をお届けします。お楽しみに。