テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。“生活の中に、美が息づく”そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。
LESSON17
大切な人を想いながらバレンタインのデコレーションを
あと半月ほどでバレンタインデー。お菓子屋さんの店先や、百貨店の洋菓子売り場も美味しそうなチョコレートが並ぶ季節になりました。今回は、愛を伝えるバレンタインデーに向けて、横瀬多美保さんが大切な人を想いながらデコレートしたリビングルームの一角をお見せします。
パリの雑貨店で見つけた小鳥モチーフのクリップをつけたプレートには、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」マカロンを立てて並べた。可愛らしいお菓子は味わうだけでなく、デコレーションとしても楽しめる。Tips1
リビングの丸テーブルにいつも季節のデコレーションを
横瀬多美保さんにとって、住んでいるお部屋をコーディネートするというのは“自分が居心地の良い空間を作る”ということ。シーズンごとの行事に沿ったコーディネートは、暮らしに心地よいリズムを刻み、日常生活の場に豊かさや心のゆとりをもたらしてくれます。「部屋全体をいっせいに替えるのは大変ですが、一角にちょっとした季節のあしらいがあるだけで、楽しい気持ちになれるんです。リビングの丸テーブルは、そんな私の“遊びの場”。シーズンごとに色々とデコレートしています」。多美保さんの丸テーブルは直径約1mありますが、サイドテーブル程度の小さな台でもデコレーションテーブルになります。皆さまも“自分だけの遊びの場”を作ってみてはいかがでしょう。