テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた
横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。“生活の中に、美が息づく”そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。
LESSON30
心が伝わるプティギフトとオリジナルラッピング
お祝いやご挨拶、お礼など、さまざまなシーンで人の心と心を繋いでくれる“贈り物”。
喜んでいただけるものを選びたいですよね。
横瀬多美保さんは、プティギフトの名手。
“さりげない贈り物”として選んでいる品々はどれも、スタイリストとしてさまざまな“モノ”と向き合ってきたからこそのセンスが光るものばかりです。
ありがとうの気持ちを伝えてくれる気の利いた“贈り物”とオリジナルラッピングをご紹介します。
「和光」で取り扱っている、リーフの飾りがお洒落なダストパンと、木の柄がついた火消し。使うことが楽しくなるような、お洒落なデザインの銀製品をセレクト。Tips1
日常づかいの銀製品で贅沢なひとときを贈る
“さりげない贈り物”を選ぶ際、相手の好みに配慮するのはもちろんですが、自分が使って気に入った品を贈ることが多いという横瀬多美保さん。
例えば
インテリアレッスン24のTips6で紹介した、毎朝の朝食に欠かさず使っている銀製のダストパンもその一つ。
「自分ではなかなか買わない、贅沢な日用品は使い手にささやかな幸福感をもたらしてくれるもの。自分が使っていて楽しい気分になれるから、相手にもそんな小さな幸せを感じる時間を贈りたいと思うんです」。
小さくてリュクスな銀製品は、どんなテーブルやインテリアにも調和しやすいということからも、贈り物に向いています。
多美保さんは、「和光」の地下1階や、シルバーウェアブランド「クリストフル」で探すことが多いのだそう。
「読書家の方にはブックマーク。紅茶好きの方にはティーメジャーと茶葉をセットにして贈ったこともあります。キャンドルの火消しもあまり自分では買うことのないアイテムですから、意外と喜んでいただけます」。