LESSON32
ペーパークラフトでおもてなしの小物づくりを
おもてなしのテーブルコーディネートに、他にはないオリジナリティを加えたいときに効果的なのは、手作りのものをプラスすること。
インテリアスタイリストの横瀬多美保さんに、“切る” “貼る” “折る”だけで手作りできる、身近なペーパー素材を用いたナプキンリングの作り方を教わりました。
簡単で可愛らしいテーブルの上のおもてなしアイテムです。
角度をつけて切り込みを入れるだけで作れるナプキンリング。インドの更紗模様がプリントされた紙で作ると、テーブルにアジアンな趣を加えるアクセントになる。Tips1
色、柄合わせを自由に楽しむ紙製ナプキンリング
「テーブルコーディネートというものは、実にさまざまな素材で成り立っています。陶磁器や金属、木工製品、布、花といった多彩な素材を組み合わせて、テーブルの上の世界を作れるようになれば、インテリアのような空間のスタイリングにも、その感覚やテクニックが生きてくるはずです」と語る横瀬多美保さん。
ご自身も、テーブルコーディネーターとしてキャリアをスタートし、現場でのさまざまな要求に応じていくうちにその範囲が広がり、テーブルまわりのみならずインテリアのスタイリングまで手がけるようになっていったのだと言います。
そんな“素材の組み合わせ”を遊ぶ、手軽で小さな第一歩として試してみたいのが、ペーパークラフトのカジュアルなナプキンリングです。
「畳み方に凝らなくても、ナプキンリングを使うだけで、客席がきちんと整えられているようなおもてなし感が作れるんです」
アジアンスタイルならば更紗柄、和の雰囲気にするのなら和紙というように、コーディネートのイメージやテーマカラーに合わせて、紙の素材や色柄を選ぶのは手作りならではの楽しみ。小さなペーパーアイテムたった一つで、プレートの上の表情が変化する面白さを発見することができます。
【作り方】
① 紙を幅約4cm×長さ約42㎝ほどに切る。②柄を外側にして、半分の長さに折る。③糊で貼りつける。 ④右端から約3㎝の位置で、下から60°の切り込みを約3cm入れる。左端は上から切れ込みを入れる。 ⑤上下の切り込みを差し込み合わせる。