インテリアスタイリスト 横瀬多美保の「カジュアル・リュクス」に暮らす テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。“生活の中に、美が息づく”そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。
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LESSON45
ほっとひと息つくのは木陰の極上のリラックス空間で
ウィークエンドハウスに来ると、花を摘んだり薪を集めたりと、大自然と遊ぶように過ごしている横瀬多美保さん。
この夏は、初めてガーデニングに挑戦。いつも朝食やお茶を楽しむウッドデッキテラスのすぐ脇に、いくつもの苗を植えました。初心者だからこそ迷いがちな苗の種類の選び方のポイントや、土いじりの合間のひと休みのコーディネートを拝見します。
木々に覆われたウィークエンドハウス。多美保さんは、その環境を考えて苗をセレクト。
選んだ苗は、どれも寒冷地に向く種類。奥の列の左から時計回りに、エキノプス ブルーグロー、プロフスキア、アジサイ、アルテミシア ルドビキアナ、リグラリア プルゼワルスキー。シルバーリーフは日陰やダークな色味を背景にすると美しさが際立つ。Tips1
シルバー系のグリーンでテラス周りを明るく
ガーデニングは初心者だという多美保さん。今回、初めて別荘の庭に苗を植えようと思い立ったのは、ガーデンデザイナーのマーク・チャップマンさんが手がけた白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを訪れたのがきっかけです。
「ガーデニングって楽しそうと思っていましたが、この場所でとなると、毎日お手入れすることもできないし、きっと難しいだろうと諦めていました。しかし、ガーデナーの西田倍章さんにお話をうかがったところ、別荘地でもうまくいく可能性があると知ったんです」
木々に囲まれた環境にあるダークな色の建物に、植物で明るい雰囲気を出せたらと考えた多美保さん。ただ、“この花が好きだから”という理由だけで選ばず、周囲とのコーディネートを考慮。実際にウィークエンドハウスの写真を見てもらいながら、相談しました。
「花はむずかしいかもしれないけれど、葉を楽しむ種類であれば、とのアドバイスをもらい、明るいシルバー系のグリーンを選びました」
