今回使用している浴衣は、「綿絽 竹垣に桔梗柄」(反物価格)3万8000円。/竺仙 電話03-5202-0991 帯、かんざし/秋月さん私物外出先でも心配無用! 一人でもできる浴衣の着崩れの直し方
浴衣が着崩れしてしまった時の対処法をご存じですか? 直し方をきちんと知っていれば、外出先でも安心して過ごせますよね。
衿元や裾など、着崩れが特に起こりやすい3か所について、簡単な直し方をご紹介します。
【目次】01:衿元が開いてきた02:衣紋が詰まってきた03:裾が下がってきた番外編:着崩れを防ぐ動き方とは?※浴衣の着付けのプロセスは、こちらの記事で詳しく解説しています>>着崩れ01:衿元が開いてきた!
直し方:左右の衿を引いて、おはしょりを下に引く
衿元は、着崩れが起こりやすい部分ナンバーワン、といってもいいかもしれません。前に大きくかがむなどの動作だけでなく、猫背も衿元の開きにつながります。
下前と上前を左右に引いて衿を正す
衿元が開いてしまったら、まず左の身八つ口(みやつくち。脇の空いている部分)から左手を入れ、下前(したまえ。自分から見て右の前身頃)の衿をつまみます。右手は同じ高さで上前(うわまえ。左の前身頃)の衿をつまみ、左右に引いて衿を合わせ直します。目安は、衿合わせがのどのくぼみの位置にあるように。
脇のたるみを帯に入れ、おはしょりを下に引く
脇にできたたるみは、上の写真のように帯に入れ込んでしまいます。
おはしょりを下に引いてたるみを解消
おはしょりと胸元の布地はつながっているので、おはしょりを下に引くことで、胸元の布地が下に引っぱられます。こうすることで、衿元・胸元のたるみが解消され、浴衣がぴったりと体に添います。
下に引いたことでおはしょりが長くなり過ぎたら、帯の下から入れ込むようにして適切な長さに直しましょう。目安は、帯からおはしょりが7cm前後出ているぐらいです。