専門店に聞きました!きものコーディネートのコツとTPO 第7回(全8回) 『きものSalon』本誌が頼りにする専門店に聞くコーディネート企画。今回のテーマは「ハレとシャレ」。現代のフォーマルシーンに提案したい「ハレ」の装いと、きものファッショニスタになれる「シャレ」。さてその極意とは?
前回の記事はこちら>> 心躍る装いには遊び心をひとつまみ
「きもの 円居」
〔ここがポイント〕
きものならではのプラスアルファな楽しみを
「ハレ・シャレともにきものを纏う高揚感も大切だと思っています。おでかけの場に合わせた半衿や帯留めなどちょっとしたこだわりで、ご自身ばかりでなく周りの方にも喜んでいただける、プラスアルファの楽しみ方も素敵です。ワンピース感覚で着ていただけるように気軽な着付け教室を、大切な時間をきもので、とレンタルもご提案しています。トータルで“きもの時間”のお手伝いができればと思っております」(店主・きものスタイリスト 斉藤房江さん)
「きもの 円居」の提案
作り手と直接出会え、手仕事の素晴らしさや職人技を愛しむ気持ちでつながっている安心感を感じる店。きものを着て楽しめる場を多く設け、補整をせず少ない紐数で自分らしい着姿になる着付け教室、きものレンタル、ヘアメイクや結婚式のお支度、写真撮影まで、すべてにおいて頼りになります。
ハレには雅やかな雰囲気の総絞りの振袖を若い方へ。少し大人になってからも似合う振袖です。
シャレは得意の紬スタイル。着て行くシーンを考え、季節や趣向に合った半衿や帯留めに遊び心をちりばめるのが「円居」流。どちらも手織りの帯と合わせ、ひと味違う職人技が光る装いで。
Information
きもの 円居
東京都中央区日本橋浜町2-5-1 東洋浜町ビル3階
撮影/西山 航、伏見早織、久保田彩子(本誌) 着付け/高橋惠子 園田美保子 伊藤和子 構成・文/古谷尚子(本誌)
『きものSalon』2019-20秋冬号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。