俳優・歌手の
加藤和樹さんが〈心・技・体〉を磨く新企画の第1弾「男のきもの道 浴衣編」。第1回から第3回では、浴衣の選び方や着付け、粋な着こなしなどを学びました。今回は浴衣で銀ブラ! さて、着心地はどうでしょう?
前回の記事はこちら>>>浴衣の選び方、着付け、着こなし方を学んで
浴衣について学んだ男性向けきもの専門店「銀座もとじ 男のきもの」を後にして、銀座の街に出た加藤さん。粋な立ち姿もバッチリと決まっています。
「泉二弘明(もとじ こうめい)さんが、最初に“和装のときは、背筋をスッと伸ばして堂々と歩くことが大切”とおっしゃっていたんですが、実際に浴衣を着て歩くと、それがよくわかります。猫背だと貧相に見えて、せっかくの浴衣が台無しです」
和装は最高の男磨きに感銘
下駄で歩く姿も颯爽としています。
「肌着の下が長めなので、裾さばきがいいんです。浴衣が足にまとわりつくこともなく、普段どおりの歩幅で歩けます。股割りの効果も大きいですね。股割りをするとしないとでは歩きやすさが全然違います」
「泉二さんがおっしゃっていた“和装は最高の男磨き”という言葉にも納得です」と加藤さん。
「背筋を伸ばして歩いていると、本当に自然と気持ちもシャンとしてくるんです。なんだかこう、清々しい気分ですよ」と話す笑顔も清々しい。