きものメイクの極意 第5回(最終回) 映像や雑誌のきもの撮影で、女優たちから圧倒的な支持を得るヘア&メイクアップ アーティスト、黒田啓蔵さんがこの秋冬のトレンドでもある“赤”をキーカラーにした華やかで若々しい印象の最新きものメイクを指南。これまでの常識を覆す、“上品綺麗”の極意を教わります。
前回の記事はこちら>> 【頬】横広がりのチークで立体感をもたせる
きもの、帯/弓月京店きもの姿は全方位から視線を浴びます。
「チークを横広がりに塗って立体感と奥行きを出し、どの角度から見ても隙のない美しさを目指しましょう」と黒田啓蔵さん。
髪をアップにするぶん、肌の面積が広くなるので、チークはいつもより広範囲に。コーラル系チークではなく、ピンクトーンの肌に溶け込む“血色カラー”を挿すことで、若々しい華やかさが生まれます。
HOW TO
●頰の中央からもみあげにかけてブラシを滑らせる
笑ったときに最も高くなる頰中央を起点に、横広がりに塗る。三面鏡や手鏡を使って、横や斜めから見たときの仕上がりもチェックして。
●チークの内側と目の下にハイライトを入れる
チークに少しかぶせるように、ふわっと塗るのがポイント。肌に明るさとつや感がプラスされ、より華やかで立体感のある顔立ちになります。
●使用アイテム
内側からの血色感を演出するレッドと、透明感をもたらす涼やかなハイライトがセットに。ピュア カラー ブラッシュ 115(限定色)5500円/スック