ふと口ずさむ鼻歌もまた素敵。石川セリ、松田聖子、沢田研二、中森明菜、薬師丸ひろ子、髙橋真梨子など、多くのアーティストに楽曲提供もしている。
「モンロー・ウォーク」や「スローなブギにしてくれ」といったヒット曲で知られるシンガーソングライターの南 佳孝さん。その素晴らしい声で、自身の楽曲はもちろん、ジャズやボサノヴァ、ビートルズなど、さまざまなナンバーを歌い、今も聴く者を魅了し続けています。11月には、5月に共作アルバムをリリースした杉山清貴さんをゲストに、東京で2日間のライブを開催。大人のライブに注目です!
――11月にビルボードライブ東京で、2夜連続ライブを開催される南さん。ゲストの杉山さんとは、以前から親しくされているのですか?
「杉山と知り合ったのは20年くらい前かな。複数のアーティストがゲスト出演するようなコンサートで、一緒になることが多くて。彼は僕より10歳くらい若いんだけれども、コンサートのアンコールで、突然“じゃあ、みんなでビートルズでも歌う?”なんてことになっても全然大丈夫なんですよ。どの曲もよく知っていて。それで、2016年の春に2人でジョイントライブをやったら、これがとても面白かった。特に、彼のよく伸びる高音域を、僕が下で支えるようなコーラスがいい感じで。以来、一緒に歌う機会が増えて、そこから一緒にアルバムもつくることになったんです」