主演ドラマ『TWO WEEKS』の主題歌を担当。『2019 FNSうたの夏まつり』で見せたパフォーマンスも話題を集めた三浦春馬さん。 一番の難役!? “普通”ってなんだろう? その答えは……
人気ベストセラー作家の伊坂幸太郎さんが、シンガーソングライター・斉藤和義さんの作詞オファーに短編小説で応えたことから始まった、楽曲と短編を介した2人の交流。それをきっかけに完成した小説集『アイネクライネナハトムジーク』が、『愛がなんだ』の今泉力哉監督の手によって映画化されることに。主人公で、劇的な出会いを待つ男・佐藤を三浦春馬さんが演じます。
今泉監督いわく、佐藤は「色のない役」。マーケティング会社に勤める会社員で、ちょっと人がよさそうで、どこにでもいそう。そんな、いわゆる“普通”な印象の佐藤の人物像を、三浦さんと衣装合わせの際に話し合ったとか。そのとき、「普通の人の普通ってなんでしょうね。一番難しいですよね」と話したという三浦さん。その“普通”な佐藤をどう構築していったのでしょう。
「例えば、社内にこういう人、いそうだよねって思ってもらえるような役作りというか。でも、普通の人間でも誰しもが何かしらのクセだったり、話し方みたいなことって持っていると思うんです。だから、普通を追い求めすぎないほうがいいなというふうには思っていて。いつもどおりに演じて、そこに要所要所、何かしらのエッセンスを加えていくということが多かったです」