撮影でもさまざまな表情を見せてくれた小関さん。大人の部分と少年のようにピュアな部分を持ち合わせた24歳。今回の“会いたい人”は小関裕太さん。テレビドラマや舞台、NHK『旅するイタリア語』などで幅広く活躍し、今夏は木村達成さんとWキャストで主演を務めるミュージカル『四月は君の嘘』が世界初演される予定です。その素顔に迫ります!
――テレビアニメ化や実写映画化もされた新川直司さんの同名コミックを原作に、ブロードウェイの一流クリエイターを迎えて制作される新作ミュージカル『四月は君の嘘』。企画を聞いたときは、どう思われたでしょう?
「前から映画や漫画で『四月は君の嘘』のことは知っていたので、その舞台化に携わることができるんだ、あの作品の中で生きられるんだ、と感激しました。しかもスタッフの方々が、作詞・作曲のフランク・ワイルドホーンさんをはじめ豪華。せっかく機会をいただいたので、素晴らしいクリエイターの方々に引っ張っていただきながら、自分からも発信して、一緒に作らせていただけたら嬉しいなと思いました」
――実際、ワークショップを重ねながら脚本・音楽を作っていくブロードウェイ方式で、じっくり時間をかけて制作されているそうですね。
「そうなんです。アメリカから届いた詞の和訳をもとに、ワークショップで俳優が歌ったり動いたりして、それを見ながら脚本や曲を改良して、さらにワークショップをやって……という作り方で、去年の4月には1幕ができ上がっていたんですよ。そんなに時間をかけて作品づくりができること自体、贅沢で貴重な体験だねって、よく羨ましがられます(笑)。僕は参加していないんですが、今年2月には全幕のリーディング試演会があって、さらにそこから手直ししていくそうです。客席から試演会を観ているだけでもワクワクしてきて、楽しみがさらに増しました」