フィギュアスケート愛(eye) 本誌『家庭画報』の「フィギュアスケート」特集を担当する、フリー編集者・ライターの小松庸子さんが独自の視点で取材の舞台裏や選手のトピックスなどを綴ります。
バックナンバーを見る>>>世界中がCOVID-19による試練に見舞われている今、フィギュアスケート界も例外ではなく、夏のアイスショーは中止、今後の試合に関しても無観客で行われるもの、未定のものと様々な変更を余儀なくされています。
こんな時だからこそ、羽生結弦選手の活躍やメッセージを振り返り、少しでも幸せな気持ちでお過ごしいただけるように、2017年~2019年に「
フィギュアスケート愛(eye)」にて配信した記事を何本かお届けいたします。
現在発売中の『
家庭画報8月号』では、羽生選手のメモリアルフォト特集が綴じ込み付録となっています。
本誌に初登場いただいた2011年12月号から直近の2020年3月号までのフィギュアスケート特集でご紹介した、思い出深い15枚を厳選。
篠山紀信さんと仙台に赴き撮影した高校の制服姿、羽織袴姿、カナダ・トロントでの公開練習、プリンスマイルの撮影と、どれも撮影現場での情景が脳裏に色濃く残るカットが勢揃い。
ご提案する際に私の頭に浮かんでいたイメージを遥かに上回る形で降臨してくれる勘の良さとフォトジェニックな佇まいに、毎度感嘆するばかりでした。
お忙しい中、ご縁を大切にして時々ご登場くださる羽生選手には感謝の気持ちでいっぱいです。
綴じ込み付録の体裁上、掲載できる枚数が決まっているため、悩みに悩み選んだ15枚ですが、1枚でも多く大きくご紹介すべく、本誌の文章は最小限にしてあります。その分、こちらの再配信記事をお楽しみいただき、撮影時の舞台裏に想いを馳せていただければ幸いです。
売り上げの一部が新型コロナウイルス感染症の治療及び感染拡大防止活動を行っている医療機関に寄付されることになっている8月号において、羽生選手の特集をお届けできるのもそぐわしい号だったように思います。
前編である本記事では、2017年から18年2月の平昌五輪前までに配信した試合や取材舞台裏の記事を、
後編では、平昌五輪から2019/20シーズンのアイスショーや試合を振り返った記事数本を再配信します。
収束したその先に、スケーターの皆さん、フィギュアスケートを愛する皆さんとまた元気に会える日が来ることを信じて、新しい生活様式を守っていきたいですね。
国別対抗戦2017 男子スケーター、感涙もののプログラム5選
羽生結弦選手は本当にドラマティックな星の下に生まれている、誰もがそう感じているのではないでしょうか。4月初めの世界選手権で3年ぶりに王座を奪還。その好調さを維持して、国別対抗戦では圧勝かと誰もが思っていたのが、SPではジャンプミスが続き、まさかの7位に沈みました。滑り続けてきたシーズンの最後、疲労も半端ではないはずです。
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ファンタジー・オン・アイス2017・・・心奪われたスケーター6人
前の演技者だった帝王プルシェンコが生み出した熱気の余韻が残る中で流れてきた会場のアナウンス。「羽生結弦選手が来季のSPを初披露してくれます。曲はショパンのバラード第1番!」。 頭の中に「???」が浮かび、その言葉の意味を瞬時には理解できませんでした。
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トロント公開練習2017 リポ! 「SP で使う曲は本当は・・・」
2017年8月8日~9日。カナダのトロントにある名門クラブ「トロント・クリケット・スケーティング&カーリングクラブ」で行われた、羽生結弦選手の公開練習を取材してきました。
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未公開写真も! 特別取材から見えた羽生結弦選手の素顔とは?
2月11日。ついに羽生結弦選手が韓国入りしました。真打ち登場です。これでようやく、平昌五輪の大舞台にフィギュアスケート男子スケーターの役者がすべて揃いました。
続きはこちら>>●後編はこちら 小松庸子/Yoko Komatsu
フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。
【連載】フィギュアスケート愛(eye)を見る>>>> 構成・文/小松庸子