この春、ニコール・キッドマンが演じた役で果たした舞台デビュー
今年4月6日、東京芸術劇場シアターウエストで幕を開けた『PHOTOGRAPH 51』。ロンドンのウエスト・エンドで上演されて好評を博した話題作が日本初上陸を果たし、ニコール・キッドマンが演じたロザリンド役で板谷由夏さんが主演を務めました。板谷さんにとって、じつはこれが舞台初出演作。これまで多くのドラマや映画に出演し、女優として活躍を続けてきた板谷さんだけに、少し意外な気がします。
「別に避けていたわけではないんです。20代の頃から、この仕事をやるからには舞台に立ってみたいという気持ちはあって、ワークショップにもよく行ったりしていたのですが、なかなかご縁がなくて。たまたま今、舞台のお仕事が来て、それを受けられるタイミングだったということが重なっただけなんです。でも、それにはきっと意味があると思っていて。舞台に出演するのは、失うことより得るもののほうが多い気がします」