少年時代はサッカーに熱中。サッカー選手を目指して、高校でもサッカー部に入ったが、芸術鑑賞の授業でミュージカルを観たことで新たな目標が生まれた。新作舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が、9月1日に幕を開けます。小学生の頃からシャーロック・ホームズのファンだと公言する三谷幸喜さんが、“シャーロック・ホームズはいかにして偉大な名探偵になったのか?”をテーマに書き下ろし、演出する物語です。まだ20代の若きシャーロックを演じるのは、柿澤勇人さん。その魅力に迫ります!
――今回の舞台の企画は、昨年のミュージカル『メリー・ポピンズ』で初めて柿澤さんを観た三谷さんが「僕のシャーロック・ホームズがここにいる!」と思ったことから始まったとか。話を聞いたときはどう思われましたか?「まずびっくりしました。“本当ですか?”と何度か聞き返しても、まだ信じられなくて。その数日後に三谷さんと直接お会いして、ようやく実感が湧きました。いつか三谷さんの作品に出てみたいとずっと思っていたんですが、まさかこんな形で実現するなんて。もちろんプレッシャーもありますが、これだけ素敵なキャストの皆さんと一緒ですし、三谷さんの演出。100%信頼してしがみついていけば、きっと何とかなる!という気持ちで取り組んでいます」