爽やか、ダンディ、コミカル、クール、重厚……。どんなイメージの役も演じられる玉山鉄二さん。その演技の幅広さには定評がある。リアリティを追求し、入念に考えながら演じた新聞記者役
新聞、テレビ、インターネットサイトなどで目にするニュース。それらを取材し、記事にしているのが記者です。中でも、総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込む、ごく一部の記者を指す言葉、トップリーグ。大手新聞社に勤める松岡は、期限付きで政治部に異動し、官房長官への質問を機に、瞬く間にトップリーグへ。一方、埋立地で発見された旧紙幣1億5000万円の謎を追っていた松岡の元同僚で現在は週刊誌の記者・酒井。やがて日本史上最大の疑獄事件が浮かび上がり、2人は政界の深い闇に切り込んでいくことに……。
ブラックボックス化された官邸で、権力とメディアの裏側で。そこで何が起きているのかを描く衝撃作『トップリーグ』が連続ドラマ化。ドラマはマスコミや政界を描いていますが、「多かれ少なかれ、いろいろな業種で起こることだと思っていて」と言うのは、主人公の新聞記者・松岡を演じる玉山鉄二さん。だから、松岡を「リアルに表現できたらいいなと思って。どういうふうに演じようか、けっこう入念に考えてやりました」。