「叶えられる夢ならば、早く叶えていきたいです」──香取慎吾さん
「完成したものを観始めたらハマっちゃって、8話まで一気に観た後、もう1回1話から全部観たんです(笑)。自分が出ている作品を、こんなに観たことはないですね。たくさん笑って、楽しい気持ちになりました」
そう話す香取慎吾さん。2020年9月半ばからAmazon プライムビデオで独占公開中のオリジナルドラマ『誰かが、見ている』で、主演を務めている。
脚本・監督は三谷幸喜さんで、香取さんが演じているのは、日々失敗ばかりで、ありえないようなハプニングを巻き起こす舎人真一。
彼の生活は壁の穴から隣人に覗き見されており、隣人の娘までもが愛すべき舎人に魅せられてしまったことから、さらなる騒動へと発展するシチュエーションコメディ(シットコム)だ。
「三谷さんと、長く演じていけるようなキャラクターにしたいですねと話しながら、髪型や衣装を決めていきました。三谷さんは、ご自分のお子さんを意識した人物像を考えていたみたいで、言動については、5歳の男の子をイメージして組み立ててくださいといわれましたね。僕は、三谷さんのお子さんとは結構前から友達なので(笑)、わりとすんなりイメージできました」
そうしてでき上がった、大人なのに子どものようで、どうにも放っておけない舎人に、隣人役の佐藤二朗さんをはじめとするレギュラーメンバーと、西田敏行さん、盟友・稲垣吾郎さんといった多彩な豪華ゲストが加わり、愉快なショートストーリーを繰り広げる。
アメリカのシットコムさながらに、観客の笑い声が入っている点も面白い。