年始から、大皿料理を家族みんなで囲む幸せ
「キッチンは私の“リング”です」と伽織さん。藤波家のお正月料理は和洋折衷。お雑煮の後は、洋風料理とフランスパンで変化を。 前回に引き続き、プロレスラー・藤波辰爾さんご一家にお話を伺います。
藤波家の食卓には日常的に3~4品の大皿料理と具だくさんスープ、そして大盛りサラダが並びます。そんな環境で育った子どもたちが、「自分は小食だと思っていたら、世間的には大食だった」(怜於南さん)、「友達の家でご馳走になるまで、わが家が大食だと気づかなかった」(美有さん)と笑うのもうなずけます。
三人とも、伽織さんが家族の様子をさりげなく気にかけ、料理で励ましてくれることに感謝をしています。ちなみに、ご主人を元気づけたいとき伽織さんは何を作りますか?
「お義母さんが得意だったきんぴらごぼうと、さばの味噌煮かな。あの味はなかなか超えられませんが」。
家族全員が揃ってのんびり家で過ごすお正月は、伽織さんが一年でいちばん忙しいとき。「作っても作っても大皿があっという間に空になる。それも家族が健康な証拠。これほど幸せなことはありません」。藤波家の正月料理をご紹介します。
●藤波家の正月大皿料理1
定番はロブスター料理「ソパ デ マリスコ」
三が日は遠出をせず、家族揃って家でゆっくり。朝昼晩と伽織さんの手料理をいただくのが藤波家恒例の新年の過ごし方です。見た目もおめでたいロブスター料理「ソパ デ マリスコ」は特に人気。大皿があっという間に空になり、食卓に「おかわり!」の声が飛び交います。
メキシコで印象的だったシーフード料理を伽織さん流にアレンジ。ふだんは有頭海老だが、お正月は特別にロブスターを使う。