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新書大賞2021受賞作『人新世の「資本論」』。人類が直面する問題への注目の論考

2021.07.13

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〔今月の本/未来を見据える〕

『人新世の「資本論」』


『人新世の「資本論」』

斎藤幸平 著/集英社新書

気候変動や環境破壊により、世界が直面している自然災害、ウイルスなどの病害、水不足、食糧危機、さらには経済格差などの問題を、いかに解決するか。


「人新世」とは、人類の経済活動の痕跡が地球の表面を覆い尽くすという地質学的な年代を意味する言葉。

本書では、このままでは問題がさらに激化し、地球上の多くが人間の住めない環境になってしまうと予測される「人新世」において、人々が安全に、幸せに暮らすための具体的な提案がなされている。

権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初・歴代最年少で受賞した1987年生まれの気鋭の研究者による注目の論考。「新書大賞2021」受賞作。

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『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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