東洋、西洋の占いに精通する水晶玉子さんが、和暦の中にある大安、一粒万倍日、天赦日などのさまざまな幸運日、開運の転機となる日をピックアップした『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー2022』を上梓しました。スペシャルな吉日には水晶さんのアドバイスも添えられた、最強の開運ダイアリーです。 本書には、和暦に関する吉日のほか、日常生活に活用できる「西洋占星術」のポイントデーも、いくつか紹介しています。特に「水星逆行」は、水晶さんが予定を立てるときに参考にしている星の動きなのだそう。また、月のパワーを示す「月齢」も、物事を始めたり、達成を目指したりする際の目安にされています。それぞれの意味、水晶さんならではの活用法を教えていただきました。
水星逆行は「いつもはできなかったことをする期間」。ゆったりとした予定を組んで
西洋占星術の様々な星の動きの中で、私が「日々の生活に役に立つ」と感じているのが、「水星の逆行」です。
西洋占星術で使う星の中で、太陽と月以外は逆行(地球から見て逆向きに動いているように見える現象)し、それぞれの星の逆行に意味があります。中でも誰もが実感しやすいのが「水星逆行」です。水星は動きが速く、象徴するのがコミュニケーション、流通などの分野なので、一言でいうならば「物事が思うように進まなくなる期間」になりやすいのです。
例えば、交通機関の遅延、郵便物やメールが届かなかったり返事が来なかったりする、行き違いが起こる、物事が進まなかったりやり直しになる、というようなことが起こりがちになるのです。
でも、物事が停滞しやすい時期が前もってわかっていれば、水星逆行前までに大事なことを処理しておいたり、早めに進めておくことができて、トラブルを避けられるだけでなく、日々の生活もスムーズに過ごせます。これまで水星逆行を意識されていなかった方も多いと思いますが、ぜひ日にちをチェックし、予定を組む時に活用してくださいね。
また、物事が停滞する水星逆行の期間は、立ち止まったりして過去を振り返るにはよい時期ともいえます。反省したり、やりなおしたりができますし、断捨離や後回しにしていたことに着手するきっかけを作れたりもします。
ほかにも、疎遠になっていた意外な人から連絡をもらったり、失くしたものが見つかったりすることもあるんですよ。
水星逆行中は、「いつもはできなかったことをする期間」と気持ちを切り替えてみてください。そうすることで、逆行していく時の流れを有効に活用することができると思います。
2022~2023年1月の水星逆行期間・5月10日(火)~6月3日(金)
・9月10日(土)~10月2日(日)
・12月29日(木)~2023年1月18日(水)