ウェルビーイングな人生の知恵袋「病気未満の不調をセルフケアで快適に」 第3回(全17回) 体がつらい、元気が出ない、気分が落ち込む―。今ある不調をしかたがないとあきらめていませんか? 「確かに更年期の不調は、命までは取られません。かといって50代を我慢しながら過ごすのはもったいない。自分に合う“何か”を見つけてやってみましょう」と、産婦人科医の高尾美穂先生は力強く呼びかけます。ウェルビーイングな未来のためにできる、心と体を楽にするセルフケア法をご紹介します。
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更年期以降の不調を和らげるヨガ
ジム通いやウォーキングは続かなくても家の中でいつでもできるヨガなら習慣にしやすいのでは。呼吸を止めず、ゆったりした気持ちで1日5分を目安に。
心を明るくする
コブラのポーズ
胸を開いて呼吸を深めると、副交感神経が優位になりリラックス効果が。
うつ伏せになり、足を腰幅に開く。ひじを曲げて脇を締め、手を胸の横に置いて息を吐く。息を吸いながら、下半身で床を押すように上体を起こす。肩を耳から離すよう注意。ひじを伸ばし背骨を引き上げ、呼吸を繰り返す。この姿勢を10秒キープ。
高尾美穂先生産婦人科医・イーク表参道副院長。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科を経て2013年より現職。医療・ヨガ・スポーツを通じて女性の健康とよりよい生き方の啓発活動に取り組む。YouTube「高尾美穂からのリアルボイス」を毎日更新中。
高尾美穂著『いちばん親切な更年期の教科書』食事や睡眠の整え方、ヨガのポーズなど更年期の不調を和らげるセルフケア情報、女性ホルモンの基礎知識、HRTと漢方治療などをわかりやすく解説。世界文化社刊。
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イラスト/齊藤木綿子 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。