ウェルビーイングな人生の知恵袋「病気未満の不調をセルフケアで快適に」 第7回(全17回) 体がつらい、元気が出ない、気分が落ち込む―。今ある不調をしかたがないとあきらめていませんか? ウェルビーイングな未来のためにできる、心と体を楽にするセルフケア法をご紹介します。
前回の記事はこちら>> 更年期以降の心と体に効くセルフケアアイテム
人生100年時代、賢いセルフケアこそ更年期以降の長い年月をより快適に過ごす鍵。毎日の生活に取り入れたいアイテムを、代表的なお悩み別にご紹介します。
〔お悩み〕気が張って上手に寝つけない、夜中に何度も目が覚める各アイテムの詳細は下のフォトギャラリーからご覧ください>>お話を伺ったのは…
・デ・マミエール創始者 アニー・デ・マミエールさん
・エリクシノール プレス 那奈なつみさん
深い眠りへいざなうリラックスアイテム自律神経の乱れから睡眠トラブルを感じやすい更年期は、副交感神経を優位に導いて心身の緊張をほぐす精油が味方に。良質な睡眠のための専用シリーズを提案する「デ・マミエール」には傾向で選ぶ3種のナイトオイルが揃います。
「気持ちが高ぶって寝つけない、夜中に目が覚める、不安が頭から離れず眠れない。それぞれのタイプに最適な精油をブレンドし、ハーブなどの植物エキスも配合しました」と創始者のアニーさん。
「また、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌低下も不眠の原因。メラトニンは日中分泌されるセロトニン(幸福ホルモン)から作られます。夜ぐっすり眠るためには日中に陽の光を浴び、元気に活動することが大切なのです。そのためのエネルギーチャージに働くデイオイルの併用が効果的です」
CBDは睡眠で悩む人の間で人気が高まっています。CBDはカンナビジオールという神経伝達機能に間接的に働きかけてホメオスタシスの調整に役立つ栄養素で、ヘンプ(麻)に含まれる成分。マリファナ品種とは異なり、精神作用や依存性はありません。
「CBDは神経細胞や免疫細胞にその受容体があり、メンタル系の症状に効果を感じやすいのです。CBDとよく似た生理活性物質は体内で作られますが、加齢やストレスで減少するため、上手に補いましょう」と日本でCBDの普及を牽引する「エリクシノール」の那奈なつみさん。
「心を落ち着かせて深いノンレム睡眠に導く働きが報告されており、すっきりとした目覚めが期待できます。日中リラックスしたいときもおすすめです」
心身を穏やかにする「CBD」
2018年に世界保健機関(WHO)でCBDの科学的評価が示され、国外や日本でも注目を集めるように。
〔特集〕ウェルビーイングな人生の知恵袋 病気未満の不調をセルフケアで快適に(全17回)
表示価格はすべて税込みです。
撮影/藤本康介(静物) 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。