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尿漏れやデリケートゾーンの痒み、更年期以降の悩みにおすすめのフェムテック製品

2022.04.05

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ウェルビーイングな人生の知恵袋「病気未満の不調をセルフケアで快適に」 第9回(全17回) 体がつらい、元気が出ない、気分が落ち込む―。今ある不調をしかたがないとあきらめていませんか? ウェルビーイングな未来のためにできる、心と体を楽にするセルフケア法をご紹介します。前回の記事はこちら>>

更年期以降の心と体に効くセルフケアアイテム


人生100年時代、賢いセルフケアこそ更年期以降の長い年月をより快適に過ごす鍵。毎日の生活に取り入れたいアイテムを、代表的なお悩み別にご紹介します。

〔お悩み〕デリケートゾーンが痒い、ときどき尿漏れをしてしまう
デリケートゾーンのセルフケア
各アイテムの詳細は下のフォトギャラリーからご覧ください>>


お話を伺ったのは…
・MNC New York、Be-A Japan 代表取締役 山本未奈子さん
・植物療法士 森田敦子さん

フェムゾーンの変化は、腟老化の始まり

“フェムテック”という言葉を耳にする機会が増えています。女性とテクノロジーを掛け合わせた造語で、女性の性にかかわる悩みをテクノロジーにより解決する情報や製品を意味します。

超吸収型サニタリーショーツをヒットさせ、日本人女性のフェムテックへの関心を後押しした山本未奈子さんは、フェムゾーン(腟まわり)専用ケアも開発。成熟世代が抱える悩みで多いのが乾燥、痒み、においだと話します。

「皮脂腺が活発な部位で、汗や尿と混ざり恥垢がたまりやすいのに、正しく洗えていない人が多くいます。また、女性ホルモンの減少で腟からの粘液が少なくなり乾燥することで、雑菌が繁殖しやすい状態に。専用ケアでしっかり洗浄と保湿を。内側の潤いをサポートするサプリメントの活用も役立ちます」。

フランスで性科学を学び、フェムケアの重要性を早くから唱えてきた植物療法士の森田敦子さんは「腟まわりの老化が進む更年期からのお手入れが、女性の幸せと健康の鍵」といいます。

「今、どんな準備をすれば生涯自立して“排泄”できるのか、また、老後の骨盤臓器脱(腟から臓器が出てくる疾患)を防げるのでしょうか。まずご自身の腟に意識を向け、腟の萎縮を防ぐケアを始めてください。専用オイルでマッサージをする、潤してハリを与えるだけでも違ってきます。内臓をハンモックのように支える骨盤底筋を鍛えるトレーニングは、尿漏れの予防にも有効です。アイテムとの出会いを通して、女性の体には無数のテクノロジーが備わっているという本来の“フェムテック”を知ってほしいと思います」

あらゆる漏れの不安に超吸収型ショーツ


あらゆる漏れの不安に超吸収型ショーツ

繰り返し洗っても約120mlの吸水量を保ち、ムレやにおいも防ぎます。更年期の不順や経血過多、軽い尿漏れの不安解消に。山本さんが自身の悩みから開発した大ヒット商品。ベア シグネチャー ショーツ 02 7590円/ベアジャパン



女性の一生に寄り添う「フェムテック」
更年期だけでなく、生理や妊娠・出産、不妊ケア、セクシャルヘルスまで女性の生涯の健康を支える。




表示価格はすべて税込みです。
撮影/藤本康介(静物) 取材・文/佐藤由喜美

『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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