「更年期以降の女性は特に、毎日の食事や運動で骨を丈夫に保つ心がけが必要です」と小林暁子先生はいいます。女性ホルモンの分泌量低下が骨量の減少を進めるからです。プルーンには、各種ミネラルとビタミンKなど骨を丈夫にする栄養素が豊富に含まれています。 前回までの記事 第1回 便秘を解消する ・
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〔後編〕脇屋友詞さんが提案する プルーン料理 >> 第2回 腸管免疫系を活性化する ・
〔前編〕有害なものを排除する関所。腸は大事な免疫器官>> ・
〔後編〕「つきぢ田村」田村 隆さんが提案するプルーン料理 >>女性ホルモンが減少すると骨量は急に減り始める
私たちの骨は日々変化しています。破骨細胞が古くなった骨を分解・破壊する「骨吸収」と、骨芽細胞が新たにカルシウムやコラーゲンを沈着させる「骨形成」によって新陳代謝を繰り返しているのです。骨量は18~20歳でピークを迎え40歳頃まで維持されますが、その後徐々に減り、閉経後は破骨細胞の働きを抑える女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下して急激に減少。骨がもろくなります。
「女性ホルモンという〝自然の後押し〟がなくなる分、更年期以降は骨を丈夫に保つ生活を意識しなければなりません。特にやせ型の人や無理なダイエット経験のある人は、最大骨量が少ない可能性があります。閉経したら骨密度検査を受けて自分の骨の状態を知り、骨量減少を抑える努力をしましょう」(小林暁子先生)