教えてくれたのは――
有田秀穂(ありた・ひでほ)さん東邦大学名誉教授。セロトニンDojo 代表。うつなどの悩みを抱える人に、セロトニンを活性化させる方法を指導。『医者が教える疲れない人の脳』(三笠書房)他、著書多数。
思い当たることはありませんか? Withコロナでメンタル不調が増加
Withコロナの生活様式が定番化し、テレワークやオンライン会議、おこもり生活が日常に。それによる不調が増えています。
●日光を浴びずセロトニン不足にテレワークなどで一日じゅう家にいると、太陽の光を浴びない生活に。するとセロトニンが不足してキレやすくなるほか、見た目まで暗い印象に。
●運動不足で睡眠の質が低下外出が減ると運動不足に。セロトニンの分泌量が減ることでメラトニンも作られなくなり、睡眠の質が低下。寝つきが悪い、眠りが浅いなどの悩みが急増。
●触れ合いが減りストレスが増加体内のストレス物質を除去する働きを持つ「オキシトシン」は、触れ合いによって分泌されます。人とおしゃべりする機会が減るとストレスを感じやすく。
楽しく跳ねれば心が晴れて元気が満ちてくる
「セロトニンの分泌に効果的なのは“リズム運動”です」と、有田秀穂さん。
運動と言ってもハードなものではなく、一定のリズムで行うごく簡単な動きで良いそう。また、疲れるほど行うのは逆効果のため、最初は30秒程度から始めればOKだとも。
「続けることが大事なので、天候に左右されず室内でできるものがいいですね。ストレスを感じるとセロトニンが分泌されなくなるので、くれぐれも疲れない程度にしてください」
※後編で、おすすめの運動「その場スキップ」をご紹介します(9月14日公開予定)。どうぞお楽しみに!
『からだにいいこと』2022年10月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。〔注目特集〕即ヤセて二度と太らない!最新版「#スゴい骨活」/白髪・薄毛・うねり解決「すこやか美髪」の作り方/疲れを瞬時に回復! 30秒「元気チャージ法」/「無理せず身軽に生きる」ヒント集/【とじ込み付録】“なんとなく不調"に効く「まいにち毒出し」大全 ほか
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https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2022年10月号の内容を抜粋・再構成したものです。
監修/有田秀穂 イラストレーター/鈴木七代