夏疲れを解消する「朝昼晩 笑いヨガ」 後編 笑うことが健康に良いとは、よく知られるところ。「笑う」ことを体操としてより効果的に楽しく日常生活に取り入れる方法を、思考解放アドバイザーの池田由紀さんに伺います。(この記事は、発売中の『からだにいいこと』2022年10月号より一部抜粋・再編集しています)
前編の記事はこちら>> 教えてくれたのは――
池田由紀(いけだ・ゆき)さん思考解放アドバイザー。看護学博士。大学で教鞭をとる傍ら、「笑いと健康」をテーマに講演を多数行う。著書に『「なんとなく気分がすぐれない」は、1分で治る!』(ごま書房新社)。前編で解説した、笑う動作とヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」。その応用編として、朝昼晩それぞれに適した「笑いヨガ」をご紹介します。
朝の笑いヨガ【アロハ笑い】
寝ている間は呼吸が浅くなっているので、朝は深く呼吸をすることを意識して。新鮮な酸素が体内に入ります。起床後、すぐに行うことでシャキッと目覚めも良くなります。
立って両腕を広げ前屈しながら笑う足を肩幅に広げて立ち、両腕を広げて上げる。鼻から息を吸い、「アロー」と声を出す。両手を振り下ろすと同時に前屈し「ハハハ」と声を出しながら息を吐き切る。1回10秒を3セット行う。両方の口角を上げ、目尻は下げて笑顔に。作った笑顔でも脳が前向きな状態に変化します。
check!心と体のバロメーター笑いヨガを行う前後で心と体の状態をチェック。1~5段階で軽さ or 重さを数値化して変化を実感してみて。
昼の笑いヨガ【ゆらゆら笑い】
家事や仕事の合間に息抜きを。胸と背中の筋肉を伸ばすことで血の巡りが改善するので、猫背や肩コリの予防にもおすすめです。
腕を耳の後ろにつけて体を揺らしながら笑うバンザイして二の腕を両耳の後ろにつけて背筋を伸ばし、手をねじって合わせる。鼻から息を吸い、「ハハハ」と声を出しながら上半身を左右にゆらゆらと30 秒動かす。※座っていても、立っていてもOK。肩甲骨はグッと引き上げて。あまり考えすぎず気持ちよい揺れ方で続けるのがコツ。
check!心と体のバロメーター心と体の変化を測定。笑いヨガの後は、家事や仕事の効率も上がるはず!
晩の笑いヨガ【自転車笑い】
1日の疲れをリセット。思いっ切り体を動かすと気分転換になり、脳疲労が軽減します。脚のむくみ・だるさ解消にも効果的。
自転車に乗るように脚でこぎながら笑ういすに座って体の軸がぶれないように両手を広げて自転車のハンドルを握るポーズをする。鼻から息を吸い、「ハハハ」と声を出しながら猛スピードで自転車をこぐように30 秒脚を回す。※仰向けになって行ってもOK。ぺダルをこぐ動きで足首の筋肉もフル活用!末端まで刺激され、血流が促進されます。
check!心と体のバロメーター心と体の変化を感じて。脚のむくみが軽くなっていませんか?
『からだにいいこと』2022年10月号
雑誌『からだにいいこと』とは30代~50代の女性たちの体と心に寄り添い、解決策をお伝えする健康生活情報誌。医師や専門家の監修による、信頼できる確かな情報を、分かりやすく楽しくお届けしています(偶数月発売)。〔注目特集〕即ヤセて二度と太らない!最新版「#スゴい骨活」/白髪・薄毛・うねり解決「すこやか美髪」の作り方/疲れを瞬時に回復! 30秒「元気チャージ法」/「無理せず身軽に生きる」ヒント集/【とじ込み付録】“なんとなく不調"に効く「まいにち毒出し」大全 ほか
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https://www.karakoto.com/ この記事は、『からだにいいこと』2022年10月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/池田由紀 イラストレーター/しまだなな