いきいきと女性らしさが溢れ出す「洗練ショートヘアで軽やかに」 第3回(全5回) 新しい美しさに出会いたくなる春。髪を切ることで生まれる軽やかさやフレッシュな華やぎは家庭画報世代に自信と心地よさをもたらします。今こそ、なりたい自分になれる洗練ショートヘアに。誌上で大胆なヘアチェンジを披露してくださった石川さゆりさんの新スタイルを皮切りに、実例をご紹介します。
前回の記事はこちら>> 髪を短くしたことで美しさにより磨きがかかった床嶋佳子さん。美意識の高い床嶋さんの最新ヘアスタイルを取材しました。
女優 床嶋佳子さん
「“ショートが好き”という主人の言葉をきっかけに髪を切りました」。シャツドレス8万4700円/エス マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン) ピアス37万7400円 ネックレス105万6000円/ともにポメラート(ポメラート クライアントサービス) インナー/スタイリスト私物30代半ばに一度ベリーショートにした経験がありますが、それ以外はずっとロングが定番。和装のためにも長さが必要と考えていました。床嶋佳子(とこしま・よしこ)女優としてテレビ、舞台、映画、CMとマルチに活躍。元バレエダンサーの経歴を生かしてプロデュースした「プリマリラックス」のレギンスとタイツが好評。イメージはダイアナ元妃のショート。躍動感を感じながら品があるスタイルです
艶やかなロングヘアが印象的だった床嶋佳子さん。切った理由を伺うと「主人がショートが好きなんです」と笑顔を見せます。
それまで短くするという選択肢が頭をよぎることなど全くなかったものの、くせ毛に扱いづらさを感じ始めていたこともあり、思い切って決断。2020年、結婚直後のエピソードです。
髪を短くしたことで新たな気づきも。
「前髪のあるレイヤーショートは顔周りにいろいろな表情をつくれるので、かえってアレンジの幅が広がりました。演じる役に合わせて楽しんでいます。それと、これは私見ですが、私くらいの年齢になると女性らしさが匂い立つロングよりさっぱりとしたショートのほうが自分も周りも心地いいんじゃないかしら。スタイリングも楽になっていいこと尽くめです」。
レイヤーの毛流れと襟足のカールでいきいきと
現在は“ダイアナショート”にインスパイアされてカットをオーダーしたという快活な印象のヘアスタイル。
全体的にレイヤーをたっぷり入れて動きを出し、ボリュームを高い位置においています。襟足はくびれ感と毛先の遊びがポイント。
「正面から見たときに襟足のカールがのぞくようにすると女らしさにつながります。印象がかなり変わりますよ」と、カットを手がけている美容室「アンフルラージュ 青山」代表の倉田正樹さん。