たるみ悩みを最短ルートで解決。若さはフェイスラインで決まる 第3回(全11回) 長く続いたマスク生活の影響でクローズアップされているたるみの問題。自分が思っている以上に視線を浴び、見た目年齢を決めているポイントがフェイスラインです。たるみの原因に鋭く切り込んだ化粧品や、施術やサロンケア、姿勢改善からのアプローチなど、フェイスラインに早く“結果”が見えてくる解決策を取材しました。
前回の記事はこちら>> 頭を正しい位置に戻すエクササイズ
●まずは正しい姿勢をとれているか確認ブラウス4万2900円/フランコ・フェラーロ(フジサキ)顔を正面に向け、耳が肩の真上にある状態が頭の正しい位置。正しい姿勢では、耳、肩、上体の真ん中、太もものつけ根が縦一直線に並び、体の軸が安定している。鏡で確認する習慣を。
【NG】耳が肩より前にあるのはNG。首の筋肉だけでなく、顔の皮膚も前側に引っ張られ、たるみの原因に。
●エクササイズは、正しい姿勢で行いましょう座った状態で骨盤を立て、耳、肩、上体の中心がまっすぐになっていることを確認して行うこと。
1.チンタック(3〜5回)
あごを引くエクササイズ
頭の正しい位置を体に覚えさせる運動です。 体の軸が安定している。鏡で確認する習慣を。首の後ろ側の筋肉を鍛え、あごを引き、位置を保つ力をつけます。
あごを突き出した状態から、2本指であごを押しながら、頭を斜め上に引き上げるようにあごを後ろに引く。
【NG】あごは下に引かず、後ろに引くことを意識する。
2.ネックロール(5〜10回)
首の動かし方の動作修正
下部頸椎から首を倒すくせがスマホ首を生む原因。耳の位置を保ったまま上部頸椎で首を動かすエクササイズです。
左右の耳を人さし指を入れ、横から串刺しにするようなイメージで耳の位置を固定する。耳の位置を動かさないようにしながら、あごを上下に動かす。
【NG】首や体ごとあごを引かないよう注意する。
3.肩甲骨と胸椎のエクササイズ(5回)
年齢とともに肩甲骨の可動域が狭くなることも姿勢がくずれる一因。肩甲骨を寄せる(胸を開く)、開く(胸を閉じる)運動で柔軟性を取り戻します。
1.息を吸いながら腕と手を外側に開き、胸を反らし肩甲骨を寄せる。 2.息を吐きながら腕と手を内側に閉じ、胸を前傾させて肩甲骨を開く。
4.咬筋と口角のエクササイズ
咬筋は姿勢と連動し、フェイスラインのたるみとも関係が深い筋肉。食いしばりや歯ぎしりのくせで硬くなりがちな咬筋のこりをほぐします。
咬筋をゆるめるようにやさしくプッシュしながら、口角を引き上げ、たるみを予防する。
〔特集〕たるみ悩みを最短ルートで解決 若さはフェイスラインで決まる(全11回)
モデル/桐生ちづる 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。