新「軽井沢」で楽しむ夏 第23回(全25回) 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
前回の記事はこちら>> 軽井沢通に聞く「私の“本物印”軽井沢」
軽井沢ライフを豊かにする憩いの場やアートスポット、美味処などについて、『家庭画報』本誌ゆかりの軽井沢通に伺いました。
ラ・メゾン軽井沢 オーナー
ダルジャン 聡子さん
別荘文化や国際性、軽井沢が歩んだ独自の歴史など、さまざまな要素が掛け合わされて生まれた、唯一無二の町です。「セゾン現代美術館」などエッジのきいたアートスポットがあるかと思えば、伝統工芸を引き継ぐ「軽井沢彫シバザキ」もある懐の深さ。
「ルヴァン美術館」のサロンコンサートをはじめ、音楽とつながりが深いところも大好きです。「ラ・メゾン軽井沢」でも時折、演奏会を開いています。豊かな自然の中に流れる音色の奥深さに、ぜひ触れていただきたいですね。
国内外の現代美術作家のコレクションが揃う「セゾン現代美術館」。イサム・ノグチや吾妻兼治郎などの彫刻作品が自然に溶け込むように点在する庭園も必見。セゾン現代美術館長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140
TEL:0267(46)2020
(開)10時~18時(入館は閉館の30分前まで、2023年は10月9日まで開館) 木曜休館(8月は無休)
取材・文/露木朋子
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。