〔特集〕人生100年時代の「肌育スキンケア」 第2回長い人生をより豊かに生きるための“健康寿命”が肌にも求められる今、年齢に抗うアンチエイジングから100年をともに過ごす肌の健やかさを守り育てる時代へ、スキンケアの潮流も変わってきています。2022年多くの共感を呼んだ「職人技コスメ」の第2弾として、ものづくりの視点や工程に知恵と技が宿る日本生まれのスキンケア化粧品を、“肌育”という視点からご紹介します。
前回の記事はこちら>>新作&名品、信頼の「肌育コスメ」
肌本来の健やかさにアプローチすることで、ハリのあるいきいきとした美しさへとつなげる肌育スキンケア。こだわりの職人気質と緻密な技術力からつくりだされる、家庭画報世代のための逸品を厳選してご紹介します。
防御力を育む「津田コスメ」
スキン バリア アイゾーン&スキン バリア バーム
上・かゆみや赤みが起こりやすい目もとのトラブルを鎮めながら、乾燥由来のシワやくまをケア。高い密着感でメイクの下地やメイクの上からの保湿にも使えます。20g 8800円(2023年9月1日発売)
下・外的刺激から肌を保護し、サプリメント発想で欠乏しがちなビタミンやミネラルを補給。18g 5940円/ともにドクター津田コスメラボ
バリアを強化して年齢や環境に負けない肌に導く
目には見えない、肌内部で起きている微弱な慢性炎症や更年期からの“肌やせ”がさまざまな肌トラブルを引き起こしていることをいち早く提言。
その対策として開発された「スキン バリア バーム」は表面をコートしてバリアをサポートしつつ、内側からタフに導く発想で、多くのトラブル肌を救った名品です。
そして2023年9月、待望の目もと専用のバリアアイテムが登場します。肌やせでよりデリケートになったまぶたを外的刺激から徹底防御すると同時に、内側からふっくらと潤し、さらにかゆみや赤みが多発しやすいアイゾーンのために鎮めるケアも搭載した三位一体型アイケア。
2品とも刺激レスにこだわり抜いたフリー処方なので、敏感なかたも安心して使えます。
人生100年時代のスキンケア
津田攝子先生が語る「肌育」とは?
津田クリニック 副院長・皮膚科専門医 津田攝子先生
臨床スキンケア開発医として、またドクターズコスメのパイオニアとして30年以上のキャリアをもつ。2013年美肌処方のノウハウを結集させたオリジナルスキンケア「津田コスメ」を創設。「年齢による肌の脆弱化に加え、肌を取り巻く環境の悪化は待ったなし。バリアの強化は急務です」「人生100年時代のスキンケアは肌の防御力を高めることを必ず視野に入れてほしい」と皮膚科医の立場から、津田攝子先生は肌育を語ります。その二大理由が50歳以降からの“肌やせ”と肌を取り巻く環境の悪化です。
「私が定義する肌やせとは皮膚を構成する成分が減少すること。加齢やストレスなどにより皮膚の材料の不足が起き、脆弱化することをいいます。外からの刺激に弱くなり、かゆみや赤みなどの肌トラブルが起こりやすくなります」。
さらに追い打ちをかけるのが環境問題です。
「大気汚染物質は、肌に炎症や酸化を引き起こし、老化やバリア障害を招くという研究データが出ています。これは美醜の問題だけではなく、疾患にもつながるということです。皮膚は外敵と直接触れる最前線の臓器。無防備な顔の皮膚こそ、バリアを高め、強さを育む考えが必要なのです」。
※次回に続く。
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