【問題】
立てば芍薬、座れば牡丹……。シャクヤクとボタンの違いをご存知ですか?
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」。 古くから美人を形容する言葉として有名ですが、すらっとスマートなユリはわかるとして、シャクヤクとボタンはどこが違うのか、皆さんご存じでしょうか。
シャクヤクもボタンも同じボタン科ボタン属の植物で、初夏に気品高く優雅な大輪の花を咲かせます。しかし、植物の性質上の分類では、シャクヤクは草本類、ボタンは木本類と異なるグループに属します。
わかりやすくいうと、シャクヤクは宿根草、ボタンは花木ということ。
シャクヤクは草花ですから茎もそれほど太くなく、すらりと伸びた茎の先端に花を咲かせます。それを立ち姿が美しい女性に例えているのです。
一方、ボタンは低木で、枝はかたく、たくさん分枝してこんもりした樹姿になります。横に伸びた枝に花を咲かせるので、どっしりと安定感のある印象になり、それが座る姿の美しさに例えられているわけです。
美人の例えではありますが、植物の特長がよく捉えられた一文でもあります。
【答え】1がシャクヤク、2がボタン
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写真/PIXTA 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)