【問題】 サルビアとセージは同じ花? それとも別の花?
写真1はコバルトセージ、写真2はアメジストセージ、写真3はコモンセージ。いずれも英名ではセージと呼ばれている花ですが、では学名はというと、コバルトセージはサルビア・レプタンス、アメジストセージはサルビア・レウカンサ、コモンセージはサルビア・オフィシナリス、とどれもサルビアの仲間です。
サルビアはシソ科サルビア属(またはアキギリ属)の花で、宿根タイプと1年草タイプがあり、写真の3種はすべて宿根草です。
ハーブとして利用されるセージはコモンセージを指し、和名は「ヤクヨウサルビア」です。
サルビアの仲間は非常に種類が多く、世界に900種以上あると言われ、自生地の違いで花形も色もさまざまです。日本で古くから花壇などに利用されてきた草丈が低めのサルビアは主に1年草のスプレンデンス種で、こちらの英名は基本種が朱赤の花だったことからスカーレットセージです。
1969年に発表され、その後多くの歌手にカバーされた名歌『サルビアの花』に歌われているのは、このスカーレットセージだと言われています。
【答え】同じ花
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写真/横田秀樹(1と2)、PIXTA(3) 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)