新「髪ボリュームアップ」習慣 第7回(最終回) 若々しさの決め手は、髪のボリュームです。しかし年齢とともに毛量は減り、髪質も変化するからこそ、頭皮の血流を促し、運動や食事、ヘアスタイルも見直す“全方位ケア”が必要に。これを新習慣にすれば「髪ボリューム」は維持できます。
前回の記事はこちら>> 将来も毛量を維持するために、日々のケアは大切ですがヘアスタイルを見直せば、今すぐボリュームアップできます。
「新「髪ボリュームアップ」習慣」最終回では、成熟世代の髪を豊かに見せるカラー、カット、スタイリングと3つの新習慣を「ピーク ア ブー」の高澤光彦さんに伺いました。
50代からの「髪ボリューム」を守る新習慣 ヘアスタイルを変える
毛量・髪質の変化を感じる成熟世代は髪型を変えて、若々しく
「50代の女性の髪は、毛量が減り、ハリ・コシがなくなって、どうしてもつぶれやすい。うねりも出やすくなっているので、ヘアスタイルがまとまらないというかたも多いですね。でも、カットやヘアカラー、スタイリング次第で、ボリュームアップすることができます」
と話すのは、卓越したカット技術で成熟世代の女性から圧倒的支持を得る高澤光彦さん。
「カットでは毛先に細かい段差をつけ、上に行くほどボリュームが出るようにします。50代になると内側に伸びない髪が出てくるので、それを生かして丸いフォルムを作ると、華やかさとふんわり感が際立ちます。
ヘアカラーは陰影をつけることを目的に。全体の髪色が暗い人は明るいハイライトを、髪色が明るい人には暗いローライトを入れると、立体的なヘアスタイルに見えます。そして髪の根もとを立ち上げるようにスタイリングすれば、よりふんわりと。
年齢とともに変化する髪質や生え際の形に合わせてヘアスタイルを変えることは、若々しさにつながります」。
高澤光彦さん
1980年代から、ライブショーを開くなど“魅せるカット技術”で業界のトレンドを牽引してきた「ピーク ア ブー」の副社長。現在は銀座の3店舗を統括。