カルチャー&ホビー

大人検定365 春に咲く花なのに「クリスマスローズ」というのはなぜ?

2018.12.25

  • facebook
  • line
  • twitter

大人検定365 春に咲く花なのに「クリスマスローズ」というのはなぜ?

ヘレボレス・ニゲル 写真/PIXTA

【問題】 春の庭で見かけるのになぜ名前を「クリスマスローズ」というのでしょうか。


文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)


クリスマスローズはキンポウゲ科の宿根草で、学名をヘレボルスといいます。原種系のヘレボルス・ニゲルは12月半ばから2月くらいまで花が咲きます。

クリスマスローズとは、そのニゲルを指した名前で、ちょうどクリスマスの頃に咲くバラのような花、というのが名前の由来。

2月下旬から咲き出し、早春から春の庭を美しく彩るのはヘレボルス・オリエンタリスという系統。日本ではオリエンタリスも含んでクリスマスローズと呼んでいます。

大人検定365 春に咲く花なのに「クリスマスローズ」というのはなぜ?

ヘレボレス・オリエンタリス。 写真/横田秀樹

ニゲルはすっきりした一重の白花が基本ですが、オリエンタリスは交配品種(ハイブリッド)が多く、一重のほか優雅な八重咲きもあり、白、ピンク、紫、緑とそれらの複色と花色も豊富に揃っています。

さて、クリスマスローズは花期が長いのも使い勝手がよい理由ですが、ビオラやパンジーのように次々と花が咲き変わるわけではありません。花は一度開くと傷み始めるまで1か月以上もつのです。終わった花がらを摘む必要もなく、きれいに開花した状態が続くので管理の手間が少なくてすみます。性質も丈夫で育てやすいので、ぜひ庭で咲かせてみてください。

【答え】クリスマスローズの原種系ヘレボルス・ニゲルがクリスマス時期に咲くバラのような花だから。


大人検定365とは?

素敵な大人が知っておくべき常識、マナーをQ&A方式で毎日お伝えします!
ジャンルはパーティでの振る舞いから日常にある今更聞けない疑問まで。
日々の会話、コミュニケーションのヒントにもお役立てください!

#大人検定365 をもっと見る
今が見ごろのスポットは?「花の名所」を見る

 
  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 11 / 21

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

Pick up

注目記事
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 11 / 21

他の星座を見る