【問題】
「御朱印」とは何のことでしょうか?
文/磯 由利子 取材協力/神社本庁
神社や寺院などで押印してもらう“印章”と“社寺名や参詣日を墨書記したもいの”を合わせて「御朱印」と呼んでいます。
その起源は平安時代から行われている、神社仏閣に書写した経典を奉納した際にいただく「納経受取(のうきょううけとり)の書付(かきつけ)」ではないかといわれています。
この書付は遠路の社寺に参拝した証しとして、とても大切にされました。納経で有名な例に『平家納経』(1954年国宝指定、厳島神社所蔵)があります。こうした納経は一般の人々にも広まり、神社や寺院から「納経受取の書付」を受け取っていたことが、やがて納経をせずに参拝のみでも証明を書いてもらうように変化していったものと考えられています。一般的には初穂料やお布施を納めてから御朱印を受け取りますが、御朱印を行っていない神社や寺院もあります。
【答え】神社や寺院に参拝したという証し。
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