心潤す緑陰の美術館へ 第10回(最終回)作品と向き合うことで感性を磨く、知的好奇心を満たす、あるいは心身をリフレッシュする……。目的はさまざまですが、いつ訪ねても「心潤す時間」をもたらしてくれるのが、美術館の第1の魅力です。夏休みシーズン。喧騒から離れた涼やかな美術館で心潤う休日を過ごしてみませんか。第1部はアートな遠足、第2部はアートな自由研究をテーマにお届けします。
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美術館で過ごした楽しい気分を持ち帰るには、個性豊かなアートグッズが最適。これまで特集でご紹介した美術館のおすすめグッズを揃えました。
01.諸橋近代美術館の「福島生まれのヒゲこけし」
ダリの特徴的なヒゲや作品の多くに登場している卵などを取り入れた「ヒゲこけし」各2500~4000円。地元福島の中ノ沢こけしの工人、野矢里志に依頼して誕生したもの。ダリ・グッズでいっぱいのショップにはほかに、画家の代名詞ともいえる“柔らかい時計”の形をした置き時計や、ダリの顔がデザインされたソックスなどもある。
丸みが美しい安田 侃の彫刻をモチーフに、作家自身が描き下ろしたデッサンをデザインしたバッグ。「妙夢 MYOMU 」(右)はネイビーとナチュラル、「意心帰 ISHINKI」(左)はモスグリーンとナチュラルの各2色。A4判の書類が入る使いやすいサイズ。各2800円(税込み)。
03.安曇野ちひろ美術館の「いわさきちひろオリジナル雨傘」
広く明るい店内でおすすめは、昨年ちひろの生誕100年を記念して発売された数量限定の商品群。ちひろの絵をプリントした一枚布で作られた「雨傘《ひなげしの花のなかの赤ちゃん》」(60センチ)1万2000円。同柄のうちわやノートもある。