365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】これぞ!というフレグランスを選べるか、自信がありません
ここ数年、フレグランスから遠ざかっており、いざ選ぶとなると、躊躇してしまいます。
【回答】自分が心地よいと感じる香りを選びましょう
「もともと香りは好きなのに、あるときから使わなくなってしまった。でも、再び香りの世界に飛び込みたい、という40歳前後の方は多いですね」と話してくださったのは、フレグランスのスペシャリストでブルーベル・ジャパン パルファム コンサルタントの小磯良江さんです。
再び香りを楽しみたいアラフォー女性は多い「そんなときはまず、なぜ使わなくなってしまったのか?を探ります。出産や育児を機に、手が伸びなくなってしまった方に次いで多いのが、他の人の香水が気になって、自分も周囲に迷惑をかけているかもしれないと心配になったという方。
後者の場合は、適切な量や種類があることを伝え、香りに関する不安や気がかりを最初にケアします」(小磯さん)
心身の「現在地」を見つけ出し、香りを提案「そして、現在の生活の中心(仕事、プライベート、家族など)や、心地よいと感じられるシチュエーション、香りの好みなどを伺います。そういったコンサルテーションを通じて少しずつその方の好みを把握し、フレグランスを提案します」(小磯さん)
40代にもなれば、あらゆる面で成功も失敗も経験し、子育てが一段落したり、職場でのポジションが変わったりと心身ともに変化のある時期です。
「若い頃は、“こう思われたい”という他人目線で香りを選びやすいものですが、自分らしさを肯定する余裕が生まれるのが40歳前後ではないでしょうか。
この年代の方々は、周囲への配慮もありつつ、上質さや穏やかさのある“自分本位の香り”にこだわる傾向を感じます」(小磯さん)
「ゆとりのある清潔感」がカギ大人の余裕がある一方で、 “若さでカバー”ができなくなってくる……という現実も。
「そこで注目したいキーワードが清潔感。ただし、洗い立ての白いシャツのようなパリッとした清潔感というよりは、親しみやすさや誠実さを感じさせるような、“ゆとりのある清潔感”を」(小磯さん)
穏やかで品があり、自分も周囲も心地よくするような清潔感を備え、久しぶりにフレグランスを手にする方にも好評な4選をご紹介。
小磯さんのおすすめアイテム
小磯良江/Yoshie Koiso
フレグランス業界で20年に渡り活躍する香りのスペシャリスト。海外ファッション&ビューティブランドのディストリビューター、ブルーベル・ジャパンにて、パルファムコンサルタントとして香水の販売員「パルファム ソムリエール」のトレーニングを担当し、広範な香水の知識やカウンセリングスキルを持つ販売スタッフを育成。イベントの出演やメディア取材など、香りの啓蒙活動にも力を入れる。