365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】花粉症で肌が敏感に
花粉症で肌が敏感に傾いているのですがファンデーションは塗らないほうがいいのでしょうか。ファンデーションそのものが肌の負担になる?それとも、ファンデーションをつけて保護するほうがいい?
【回答】油分の多いファンデーションは花粉を吸着。パウダータイプがベターです
花粉の時期に限らず、肌荒れを起こしているときに、ファンデーションを塗るか?塗らないか?迷うものです。
まずは、ファンデーションを塗って、どうだったか?で判断を「結論からいうと、ファンデーションをつけているほうがラクであれば、使ってください。特に、花粉の季節は、ファンデーションを塗って物理的な膜を作ることで、花粉が肌に直接触れなくなるという効果は期待できます」とは、石井クリニック院長で形成外科医の今野みどり先生。
油分の多いファンデーションは避けるべし「ただし、肌が花粉そのものに反応している場合は、油分を多く含むファンデーションは避けるほうがベター。油分が花粉を吸着して、肌に留めてしまうからです。パウダータイプのほうがおすすめです」(今野先生)
肌荒れしている場合は、使うものに気をつけてでは、花粉とは関係なく、肌荒れしているときは?
「そもそも、肌荒れを起こしているときは、角層が乱れて、バリア機能が低下している状態。本来なら通過させないものまで入り込んでしまう可能性もあれば、これまで合っていた化粧品が刺激になってしまうことも。
そんなときは、低刺激性の洗顔料を使い、水分と油分を与えたら、日焼け止めを塗って、軽くパウダーをのせるぐらいにとどめておくほうが安心ですね。
なお、肌が敏感になっているときこそUVケアが必須ですが、紫外線散乱剤を使用する日焼け止め(ノンケミカルタイプ)のほうが、肌への負担が軽減されます」(今野先生)
おすすめアイテム
紫外線散乱剤で UVカットしながら、メラニンの過剰生成を抑制し、さらには常在菌バランスの調整まで。かゆみやひりつきを引き起こす原因菌やアレルゲンを押さえ込んで、美肌菌を育てて、肌を安定させる。みずみずしいジェル状で、敏感肌にも心地よい。オールデイ ジェルマスク SPF27・PA+++ 30g 1万2000円/石井クリニック美容研究所
今野みどり/Midori Konno
石井クリニック院長。医学博士。日本形成外科学会専門医。皮膚腫瘍外科指導専門医。1989年川崎医科大学卒業。2001年M&M スキンケアクリニック(神田神保町)副院長。石井クリニックは、1973年に日本で初めてエステティックサロンを併設した皮膚科クリニックを開設。以来、肌トラブルに悩む人の“キレイになりたい気持ち”にしっかりと寄り添っている。石井クリニック:
http://www.dr-ishii.com/menu/clinic/