365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】お風呂美容を極めたいです
おうち美容の一環で、毎晩お風呂に入っていますが、改善の余地がありそうです。
【回答】まずは“心地よい温度”を探しましょう
おうち美容を開拓する中で、お風呂に夢中という方も多いはず。シャワーで済ませずに、湯船にゆっくりつかることで様々な温浴効果を得られるといいます。
そこで今回は、天然クレイ100%の入浴料をはじめとした、ナチュラルライフスタイルブランド「CLAYD(クレイド)」を手がける羽田賀恵さんにご自身が実践している入浴のコツを伺いました。
入浴のコツ1.「私の適温」を探して「まずは自分が一番“心地よい”と感じるお湯の温度を探しましょう」と羽田さん。
「皆さんは何度のお湯に、どれくらいつかっていますか?私はぬるめのお湯に1時間ほどつかるのが大好きです。そう言うと驚かれますが、お風呂の適温は人それぞれ。よく、『40℃前後のお湯で』といわれますが、万人にあてはまるわけではありません。私の場合、夏は38〜39℃、冬は冷めることを前提に46℃に設定しています。
大切なのは、季節や体調で変わる日々の体感をきちんと感じ取ること。ご自身が“気持ちがいいな”と思える温度を、季節ごとに探してみてください」(羽田さん)
入浴のコツ2.水圧によるマッサージ効果を狙い、肩までつかる「湯船につかることで、全身マッサージと同様の効果が期待できるので、ぜひ肩までつかってください。家庭用のお風呂で肩までつかると、およそ1トンの水圧がかかるといいます。
これを全身にくまなく受けることで、体中に張り巡らされた毛細血管が刺激されて血行がよくなります」(羽田さん)
入浴のコツ3.頭を空にして、浮力による解放感を味わい尽くす「私たちは常に重力の影響を受け、自重(じじゅう。自分の重さ)も受け止めています。当たり前のことなので意識には上りませんが、関節などへ負担がかかっているのは事実。
水中では、浮力により“重さ”から解放されるため、体全体が本当の意味でリラックスできます。なので、私は湯船につかっているときは“あえて何もしません”、ついあれこれ考えたり何かをしたくなりますが、頭を空っぽにして、浮力による解放感に身を委ねます」(羽田さん)
入浴のコツ4.温浴効果で代謝も巡りも整えて、軽快に!「温熱療法といわれるように、体を温めることで免疫系が活性化したり、血行が促され代謝が高まったり。体は、熱を上げることで様々なトラブルを退けます。入浴は、温浴効果と水圧による血行促進効果で、体の不調をケアする最も手軽な手段です」(羽田さん)
また、「入浴後に体が軽くなる、温まっている、毛穴の汚れが気にならなくなる、肌が潤い整う……など、嬉しい変化をもたらす入浴剤・入浴料を選ぶことも、入浴のモチベーションアップに」と羽田さん。
気持ちいいかな? と自分に問いかけながら、お風呂を楽しみ、極めていきたいですね!
羽田賀恵/Kae Hada
証券会社勤務を経て、1999年にニューヨークへ。渡米中に薬草学のほか、ローフードダイエットやデトックス法などを学び、ホリスティックな美容法を実践する。天然クレイを用いた入浴料やボディケアプロダクト、スパなどを展開するブランド「CLAYD(クレイド)」を手がける、マザーアース・ソリューションの代表取締役。
https://www.clayd.jp/ イラスト/umao 取材・文/佐野有子
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