アンチエイジング医療 家庭画報世代の新常識 第4回(全6回) 老化のスピードを緩やかにして健康的に若々しい体と見た目を保ち、幸せを感じながら生きること。それが幸福長寿を目指す究極のアンチエイジング医療です。ここでは、そんな思いを叶える最前線の治療法をご紹介します。
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着衣のまま座るだけで尿失禁や腟のゆるみを改善
40歳以上の4割強の女性が経験するといわれる尿失禁。その原因は、膀胱や尿道、子宮といった骨盤内の臓器を支える骨盤底筋群(下の図の赤い部分)という筋肉の緩みにあり、改善するには骨盤底筋群の筋力をつけることが大切です。
「ただし、骨盤底筋群は3層の筋肉で構成されており、意識して動かすことが難しい部位です。効率よく鍛えるには、磁気装置での治療がおすすめです」と中島知賀子先生。
「アイムビューティーメディカルクリニック」では、磁力を応用した椅子型の機器「エムセラ」による治療を提案。着衣のままエムセラに座るだけで、筋トレでは到達できない強力な筋収縮によって、骨盤底筋群が鍛えられます。
「治療時間は1回約30分。週1、2回の間隔で6回行うと60パーセントのかたが尿失禁の改善を実感されます」。
骨盤底筋群を鍛えるとは?
●治療前骨盤底筋群が緩むと、膀胱など骨盤内の臓器を支えられず尿失禁が起こる。
●治療中人体に安全な磁気刺激を与えて効率的に骨盤底筋群を鍛える。
●治療後この刺激を繰り返すことで、排尿に影響する骨盤底筋群が鍛えられる。
治療用の椅子に、着衣のまま座るだけという手軽さが魅力。強度は変更可能。施術中ピリピリした刺激はあるが、痛みはない。