今、銀座ではさまざまなジャンルの飲食店で糖質制限への挑戦が始まっています。
前回の「アロマフレスカ」の低糖質イタリアンフルコースに続き、今回は「資生堂パーラー」が開発した低糖質ストロベリーパフェをご紹介します。
目次1.資生堂パーラーが低糖質メニューにこだわる理由2.これが低糖質ストロベリーパフェです!3.もう一つの低糖質デザート「ビューティ ルージュ」資生堂パーラー
おいしい糖質制限メニューに挑戦し、“美しさ”と、“健康”を目指す
代表取締役社長 鈴木 真さんインタビュー116年にわたり銀座の食文化をリードし、何世代にもわたり「家族で特別な日を過ごす場所」として愛されてきた「資生堂パーラー」が“ゆるやかな糖質制限食”を取り入れたのは2014年のこと。
代表取締役社長の鈴木 真さんは「家族でおいしい料理を囲み、楽しい思い出を作るためにお越しになるのに、糖質を制限されているかたが、お一人だけ同じように食べられないのは寂しい。一緒に料理を囲み、笑顔になれる方法がないかと常々思っていました。そんな折、山田 悟先生と出会い、はっとしたのです」と話します。
当時、“ゆるやかな糖質制限食”は世の中でほとんど認知されていなかったのですが、鈴木さんに迷いはありませんでした。「山田先生に誘われ、実際に食べてみて何よりも“おいしい”ことが取り組みのきっかけになりました。これならどんなお客さまにも笑顔になっていただける、そして“美”を意識されるお客さまのサポートにもつながるとワクワクしました」。
こうして銀座本店にあるイタリアンレストラン「ファロ資生堂」では糖質に配慮した“メニュー ルーチェ(光)”を提供し始め、今ではリピーターも多い人気のコースとなっています。
「日本で初めてソーダ水を売り出した1902年から当社が銀座で営業を続けてこられたのも、その時代において人々が求めるものを敏感に察知し、自ら変革することをいとわない精神で食文化の創造に取り組んできたからです。これからも老舗の伝統に甘んじることなく、おいしいものを食べて美しく健康に、そして笑顔になっていただけるよう、おいしい糖質制限メニューに取り組んでいきたいと考えています」
この宣言どおり本企画では資生堂パーラーのスタッフが総力戦で“低糖質パフェ”に挑みました。
● 鈴木 真さん
資生堂パーラー代表取締役社長。
1980年「資生堂パーラー」入社。3年間のレストラン現場を経て、営業、商品開発、企画部門を経験。90年には企業の象徴であるブルーのCI構築を担当。マーケティング部長、取締役フーズ事業部長、事業推進本部長を経て2013年より現職。